Go to contents

健康保険料滞納の高所得専門職を特別管理

健康保険料滞納の高所得専門職を特別管理

Posted October. 15, 2015 07:54,   

한국어

ソウル龍山区(ヨンサンク)に住むA氏は、不動産に課せられる財産課税標準額が11億8000万ウォンにも上り、月約500万ウォンの所得を上げる専門職従事者だ。しかし、A氏は、2013年11月から13か月間、計2500万ウォンの健康保険料を収めなかった。A氏は年明けに、健康保険公団から車や自宅を差し押さえられると、急いで2500万ウォンの健康保険料を納付した。

A氏のような高所得の専門職従事者や巨額の資産家など、健康保険料を故意に納めない世帯が年々増えており、今年は6万世帯に迫っている。

健康保険公団は納付能力があっても、「今のところ、健康保険料を払えるだけの現金がない」とか、「借金から先に返済しなければならない」などの理由で健康保険料を収めず、「特別管理世帯」になった世帯が、今年は5万9364世帯に上ると、14日明らかにした。金額でみれば、1462億1363万ウォンに上る。2011年は5万3106世帯だった特別管理世帯は年々増えて、昨年は5万4993世帯になり、今年はさらに約5000世帯増えた。

特に今年、公団側が管理する特別管理世帯のうち、芸能人やスポーツ選手、医師などの専門職従事者は383世帯で、計14億6200万ウォン余りを滞納した。このうち、芸能人が157世帯(40.9%)で最も多く、その次はスポーツ選手(140世帯=36.6%)と医師(36世帯=9.4%)の順だった。

公団側は、特別管理世帯に対し、不動産や自動車などを差し押さえて滞納額を徴収している。公団がこれを通じて、今年1月から8月にかけて、特別管理対象滞納者から徴収した金額は、計834億6500万ウォンで、未納額の60.6%を取立てた。公団は2013年と2014年の未納額の70%ほどを回収した。

健康保険公団の関係者は、「特別管理世帯に対して差し押さえに踏み切っても、別件で差し押さえられていたり、保険料は払えないと法的戦いにまで持ち込むケースが多い」とし、「今年から6か月以上健康保険料を収めなかった人は、健康保険の恩恵を受けられないように取り組んでいる」と明らかにした。



hsh0330@donga.com