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5年ぶりの新しい顔、第4世代スポーテージを公開

5年ぶりの新しい顔、第4世代スポーテージを公開

Posted August. 28, 2015 07:12,   

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起亜(キア)自動車が準中型スポーツユーティリティ車両(SUV)「スポーテージ」を、「ザSUV、スポーテージ」(写真)という第4世代モデルとして来月披露する。2010年以降5年ぶりのフルチェンジ(完全変更)となる。1993年からの累積販売台数が350万台を超えているスポーテージは、起亜自の単一車種基準ではグローバル最多販売モデルだ。

起亜自は27日、京畿道華城市(キョンギド・ファソンシ)現代(ヒョンデ)車グループ・ナムヤン研究所内の起亜デザインセンターで、スポーテージのメディア向け説明会を開いた。第3世代と最も変わったことは、「スポーティアンドパワフルエネルギー」というコンセプトを反映した前面部のデザインだ。第3世代はラジエーターグリルとヘッドランプがつながっているが、第4世代はヘッドランプがラジエーターグリルより上段に位置しており、ボリューム感を強調した。車体の長さが40ミリ、軸距(前輪の軸と後輪の軸との距離)が30ミリ伸びたことで、車体と室内スペースが拡大された。起亜外装デザイン1チームのイム・スンビン・チーム長は、「第3世代は定規で測ったかのようなきれいな印象だったとすれば、第4世代はアウトドアの感性をより多く盛り込んでいる」と説明した。

先端技術としては同級では初めて、衝突速度によって圧力を2段階に調整する「アドバンストエアバック」と、対向車のランプの明るさによってハイビームの強度を調整する「ハイビールアシスト」を搭載した。スマートフォンの無線充電システムも取り入れた。起亜自は今後、スポーテージの高性能モデル「GTライン」を別途披露することも検討している。

現代自動車グループのホ・ジェホRV総括2PM責任研究員は、「現代車『ツーソン』とパワートレーンを共有しているが、スポーテージはもっとスポーティな感じがするようにセッティングした」と説明した。超高張力鋼板の適用比率は51%、燃料消費効率は1リットル当たり14.4キロ(2.0ディーゼル2輪駆動自動変速機モデル)で、ツーソンと同じだ。

起亜自はライバルモデルとして、フォルクスワーゲンの「ティグアン」を名指した。最近、自動車メーカー各社が中小型SUV新車を次々と発売している中、スポーテージの発売で、この市場での競争はさらに熱くなるものとみられる。最近だけでも、現代車の「ツーソン」、韓国GMの「トラックスディーゼル」、双龍(サンヨン)車の「ティボリディーゼル」が披露され、年内にクライスラーのジープ「レネゲード」、BMW「X1」、フォード「クーガ」などが発売される。

一方、起亜自は昨年5月に設立した起亜デザインセンターの一部を、同日、メディアに初公開した。延べ面積1万77100平方メートル規模で、ロビーでは起亜自のコンセプトカー「KED−8」が客を迎えている。室内品評会場は、ガラス張りの天井の真下のブラインドが回りながら、光の量や方向を変化させ、光によって車がどのように変わって見えるかを観察することができる。屋外品評会場は、その規模が3300平方メートルもあり、近距離や遠距離、走る時など、様々な角度で自動車のデザインを品評することができるようになっている。現代車グループのチョン・ラク総括PM副社長は、「起亜デザインセンターは、起亜自の独自的アイデンティティを構築するインキュベーターであり、デザイン競争力の産室でもある」と強調した。



yhkang@donga.com