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詩人・朴木月生誕100年、献呈詩集「寂寞たる食欲」が出版

詩人・朴木月生誕100年、献呈詩集「寂寞たる食欲」が出版

Posted March. 18, 2015 07:21,   

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「目のきれいなノロジカが1頭/とぼとぼ雪原を歩き/頭を上げてふと/振り返る。/真っ白な雪に覆われた冬山の尾根/やせこけた裸木の間から/月の光が眩く溢れる…//」(呉世栄の詩「朴木月」前文)

詩人・朴木月の生誕100年を迎え、弟子たちが「尊敬と感謝の花束」のような献呈詩集「寂寞たる食欲」(文学世界史)を最近出版した。李健清(イ・ゴンチョン)木月文学フォーラム会長をはじめ、金鍾海(キム・ジョンヘ)、慎達子(シン・ダルチャ)、呉世栄(オ・セヨン)、鄭浩承(チョン・ホスン)など門下生だった詩人40人が参加した。弟子たちは、自分の代表作と共に師匠を懐かしむ思いを込めた詩を詩集に載せた。

金鍾海氏は、家にやって来た師匠との思い出を振り返る。「木月先生ご夫妻が私の家にいらっしゃった/上渓洞の夕方の薄明かりが空に敷かれ、/その下で仏岩山が足を洗っていた/木月は杖で仏岩山を指し/紫霞山のようだな/(中略)妻と子どもは紫霞山を知らないが/母親の口元に浮かんだ大雄殿のような微笑/」(「夕食」から)



tigermask@donga.com