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前方部隊から聞こえる「ページをめくる音」

前方部隊から聞こえる「ページをめくる音」

Posted March. 16, 2015 07:21,   

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「読書を通じて兵営文化を変える」

陸軍第1野戦軍司令部が今年1月から前方部隊に設置したコンテナ型の読書カフェの反響がいいと、陸軍が15日、明らかにした。落ち着いて本を読むことができる独立の空間で将兵たちに読書の習慣をつけ、心を穏やかにさせ、兵営事故を予防するという趣旨から始まった。

昨年10月から「読書兵営づくり運動」を始めた陸軍第1軍司令部は、機関や団体、出版社などの後援で本を用意した。しかし、一般前方哨所(GOP)や海岸哨所など僻地・辺境部隊の将兵が本を読む空間をつくることはできなかった。このため、僻地・辺境地でもできる「コンテナ型」の読書カフェを設置した。コンテナ型なので製作や移動が容易という長所がある。

陸軍第1軍司令部関係者は、「外部機関の前方部隊への訪問の際、食べ物などの従来の慰問品ではなく、本や読書のための物品などの支援協力を求めている」とし、「読書カフェの外には、番号や寄贈の趣旨が書かれた看板をかけ、将兵が感謝の気持ちを持つようにしている」と明らかにした。寄贈者が特定部隊に寄贈することも可能だ。

33平方メートル(約10坪)のコンテナ型読書カフェは、約1000冊の本を収納できる5段の本箱とテーブル、椅子があり、冷暖房施設まで備わっている。一度に14人まで使用可能だ。第1軍司令部は現在までに、江原道(カンウォンド)前方部隊7ヵ所にコンテナ型読書カフェを設置した。今月中に13ヵ所がさらに設置される。

余暇の時間には読書カフェを訪れるという第12師団のクォン・ギテ一等兵(22)は、「GOPのすぐそばで茶を飲みながら本を読むことができ、ストレス解消にも役立つ」と話した。

陸軍は別の軍司令部の部隊にもコンテナ型読書カフェの設置を検討しているという。陸軍関係者は、「『読書兵営づくり』運動が1回だけに終わらない軍文化の必須要素に定着するよう軍内外の意思のある団体と連携して継続的にコンテナ型読書カフェを設立する」と明らかにした。



neone@donga.com