Go to contents

ケニアの伝統音楽「ウンチュンゴ」、韓国の農楽にそっくり

ケニアの伝統音楽「ウンチュンゴ」、韓国の農楽にそっくり

Posted November. 03, 2014 03:30,   

한국어

「ケニアの伝統音楽ウンチュンゴと韓国の農楽は雰囲気が似ています」

ケニアのアフリカ文化復興院のジェシ・ムラウキ・イタイ研究員(27)は、最近開かれた韓国文化財財団の国際シンポジウムで、「ケニアのウンチュンゴと韓国の農楽の比較研究」を発表した。論文の発表後に会ったイタイ氏は、「農楽とウンチュンゴは、いずれも豊作を祈る音楽です。神命を求めるリズムや打楽器中心の楽器の構成、地方ごとの固有の郷土性を備えている」と指摘した。韓国の農楽は先月29日、ユネスコの人類無形遺産に事実上、登録された。

イタイ氏は、韓国の政府開発援助(ODA)事業の一環で、6月に文化財財団に派遣された。ケニアでイタイ氏は、英国による植民地時代に破壊された伝統文化を調査し、保護するための政策づくりの仕事を担ってきた。イタイ氏は、「日本の植民地支配を経験した韓国と同様、ケニアも伝統文化は遅れて古いという認識を植民地政府によって強要された。過去には一時、法で伝統音楽公演が禁止されたこともあった」と話した。

これまで、国内の文化財管理の現場を見て回ったというイタイ氏は、韓国の無形文化財保護制度をうらやましく思った。6ヵ月の課程を終えて4日に出国するイタイ氏は、「無形文化財の伝承者を金銭的に支援するなど、政府をあげて無形遺産を保護する努力が印象的だった」と語った。