政府「コメ輸入の急増時は特別緊急関税」

政府が来年１月１日から、コメ市場を開放（関税化）することを公式に宣言した。その代わり、コメ農家の保護のため、輸入米に高率の関税を課し、外国米の輸入物量が度を過ぎたり、輸入価格が大幅に下がれば、特別緊急関税（スペシャルセーフガード）を課すことにした。

農林畜産食品部の李桐弼（イ・ドンピル）長官は１８日、政府ソウル庁舎で、対外経済閣僚会議を終えた直後に記者会見を開き、「コメ産業の未来のため、関税化は欠かせないものであり、最善だという結論を下した」とした上で、このように明らかにした。

これを受け、１９９５年、世界貿易機関（ＷＴＯ）発足後、２度にわたり、２０年間開放を見合わせてきた国内米市場は、来年から関税化を通じて開放される。政府は、全ての自由貿易協定（ＦＴＡ）や環太平洋パートナーシップ協定（ＴＰＰ）交渉で、コメを免除対象から外して高率関税を保ち、コメ農家の支援のため、「コメ産業の発展対策」をまとめて発表する計画だ。