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ケリー国務長官「北朝鮮は悪、最も残忍な所」 「悪の枢軸」以来の強い非難

ケリー国務長官「北朝鮮は悪、最も残忍な所」 「悪の枢軸」以来の強い非難

Posted February. 28, 2014 03:18,   

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米国のケリー国務長官は26日、「北朝鮮が地球上で最も閉鎖的で残忍な所の1つであることに疑いの余地はない」とし、「あそこでは憂慮される邪悪なことが起こっている」と強く非難した。

ケリー長官は同日報道されたMSNBC放送とのインタビューで、「これ(北朝鮮)は悪(evil)であり、不道徳な所だ」とし、「責任を問うためには全世界の関心が必要だ。可能なすべての法規定を適用しなければならない」と強調した。これは、ブッシュ前大統領が2002年1月の一般教書で、北朝鮮をイラン、イラクとともに「悪の枢軸(Axis of Evil)」と言及して以降、北朝鮮に対する最高レベルの強硬発言だ。

ケリー長官は、「北朝鮮の悪行と人権侵害について話す必要もない」とし、「彼らは122ミリ対空機関銃で人々を処刑し、住民に見るよう強要している」と指摘した。3代世襲の後継者の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が自分の権力強化のために粛清した叔母の夫、張成沢(チャン・ソンテク)氏などエリートの遺体を残さず、ほかの幹部の警戒心を高めるために、対空機関銃を使った可能性について言及した。

ケリー長官の強硬な発言は、アンカーが17日に発表された国連の北朝鮮人権調査委員会(COI)の報告書について言及し、北朝鮮人権の乱脈ぶりを指摘したことに応える形で出た。アンカーは、「ある政治犯収容所の警備の軍人は、5人の子どもが犬に襲われ、生き残った2人が生きたまま埋められるのを見たという」とし、中国がいつまで北朝鮮を庇護するのか、北朝鮮指導部が国際刑事裁判所(ICC)に立つ可能性があるのか質問した。

一方、ニューヨークタイムズは同日、「北朝鮮の残忍さ」と題する社説で、COI報告書ほど北朝鮮の人権問題を扱った報告書はないと絶賛し、人道に対する罪を犯した金第1書記ら北朝鮮指導部を必ず法の審判台に立たせなければならないと強調した。社説は、来月スイス・ジュネーブで開かれる国連人権理事会がこの報告書を追認し、中国を含む常任理事国が金第1書記など人道に対する罪の問題をICCに付託しなければならないと指摘した。