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金総書記、09年に温家宝首相を通じて南北首脳会談を提案

金総書記、09年に温家宝首相を通じて南北首脳会談を提案

Posted February. 18, 2013 03:09,   

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北朝鮮の故金正日(キム・ジョンイル)総書記が2009年に中国の温家宝首相を通じて李明博(イ・ミョンバク)大統領に第3回南北首脳会談を提案した事実が、李大統領と側近の証言で初めて確認された。

李大統領は14日、東亜(トンア)日報との単独インタビューで、「金総書記が温首相を通じて『李大統領に会いたい』というサインを公式に伝えてきた。当時は、『コメと麦がほしい』というのではなく、『ただ会いたい』と言ってきた」と明らかにした。李大統領は、「(以前の政府では北朝鮮を)訪ねて会うことに汲々としたが、私は南北関係を対等に正常化することが重要だと判断した。それが効果があった」とし、「私も『韓半島の平和を維持し、核問題に進展があるなら会う用意がある』と答えた」と付け加えた。李大統領は、金総書記の提案の時期については語らなかったが、李大統領の側近は17日、東亜日報の記者に、「提案の時期は09年だ」と説明した。

さらに李大統領は、「温首相を通じて金総書記に、『今度は韓国に一度来なければならないのではないか。ソウルではなく、済州(チェジュ)、仁川(インチョン)、坡州(パジュ)、文山(ムンサン)、板門店(パンムンジョム)もいい』と言った」と伝えた。そして、「温首相は、『あちら(金総書記)から先に会おうと言ったので、場所にはあまりこだわらない方がいい』と言い、私も『そう(金総書記の韓国訪問)でなければならない』という考えを持っていたわけではなかった」と述べた。

09年10月、任太熙(イム・テヒ)労働部長官(当時)と金養建(キム・ヤンゴン)北朝鮮統一戦線部長の「シンガポール接触」は、温首相を介したこのような間接対話後に行われたことが明らかになった。李大統領は、「(金総書記が先に私に)会おうと言ったので、その下の金養建部長が(任長官に)実務的に連絡を取ったと承知している」と話した。首脳会談が実現しなかったことについては、「(金部長など)下では、『韓国の大統領が(北朝鮮に来るには)当然見返りがなければならない』と考えただろう。今までの枠から抜け出せなかった」と話した。北朝鮮側が首脳会談の見返りを要求し、韓国政府が断ったことを示唆する内容だ。



ddr@donga.com