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当落分ける20・30代の投票率、投票日最大の焦点に

当落分ける20・30代の投票率、投票日最大の焦点に

Posted December. 19, 2012 03:31,   

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19日に投開票される第18代大統領選挙の最後の影響要因として「投票率」を挙げることに異議を提起する人はほとんどいない。

投票率を上げるには、政治に無関心な「20〜30世代」が投票所に行かなければならない。ところが20〜30世代は野党支持傾向が強いため、高い投票率は民主統合党(民主党)の文在寅(ムン・ジェイン)候補に有利という分析が多い。

●投票率が高ければ文氏、低いと朴氏補有利

過去のケースもこれを証明する。盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が当選した02年の場合、全体投票率は70.8%だったが、李明博(イ・ミョンバク)大統領が当選した07年の投票率は63.0%だった。全体投票率は7.8ポイント下がったが、20代の投票率は9.9ポイント、30代の投票率は11.3ポイント下がり、下落幅が大きかった。2030世代の無関心が全体投票率の下落を牽引したのだ。

今回の大統領選挙では、70%前半の投票率で、セヌリ党の朴槿恵(パク・クンヘ)候補と文候補の明暗を分けるという見方が多い。

セヌリ党では、投票率が73%以下の場合、朴候補が無難に勝利すると見ている。両候補が誤差の範囲内で二転三転する世論調査もあるが、世代別投票率が適用されれば、依然として朴候補がリードしているからだ。

民主党は投票率71.5%を分岐点と見て、それ以上なら勝利の可能性が高いと見ている。このため、2030世代の投票率が60%台半ばを超えてこそ安心できる。02年の投票率は20代56.5%、30代67.4%、07年には20代46.6%、30代56.1%だった。文候補が「投票率が77%を超えれば、明洞(ミョンドン)でホースライディングダンスをする」と公言したのも、若者の投票率を上げるための戦略だ。

リサーチ・アンド・リサーチ(R&R)のペ・ジョンチャン本部長は、「投票率が68〜72%の場合、誰も勝利を断言できない。最終結果も午前0時頃に出るだろう」とし、「それより低ければ朴候補、高ければ文候補が有利だ」と見通した。

●選管、70%前半の投票率を予想

実際の投票率はどうなるか。中央選挙管理委員会が有権者の投票参加の意向を調査した結果、「必ず投票する」と答えた積極投票層は79.9%だった。選管関係者は18日、「過去の大統領選挙の調査結果より実際の投票率が低かったことを考慮すれば、実際の投票率は70%前半になるだろう」と展望した。

専門家たちも、今回の投票率が02年と同様の70%内外になると見ている。超薄氷の状況であるため、一方的な勝負だった07年の大統領選挙よりは投票率が多少高まる見通しだ。

大統領選挙の最大変数が投票率なら、投票率を左右する最大変数は「天候」だ。過去の大統領選挙で寒い日は保守陣営候補が、暖かい日は進歩陣営候補が勝利した。気象庁は、19日朝の最低気温が零下10℃以下になり、全国的に寒さが厳しいと予想した。

しかし、天気がどちらかに一方的に有利にはならないという指摘も多い。李澤秀(イ・テクス)リアルメーター代表は、「雪が降ったり、非常に寒ければ、高齢者が投票に行きにくい。天気が良ければ若者が遊びに行って投票率が下がることもある」と指摘した。

●「隠れた票」はあるか?

世論調査で捉えられないいわゆる「隠れた票」が当落を左右する可能性があるという声もある。文候補陣営の李穆熙(イ・モクヒ)企画本部長は、東亜(トンア)日報の電話取材で、「若者の投票率が02年を超えると予想されるうえ、伝統的な野党指向の隠れた票が2〜3%程度あるという点を考慮すると、十分に勝てる」と主張した。

しかし、「隠れた票」に懐疑的な意見も少なくない。セヌリ党中央選対委の権寧世(クォン・ヨンセ)総合状況室長は、あるラジオ番組で、「隠れた票を求める政党は焦っている政党だ」と反論した。02年の大統領選挙で、世論調査で若干遅れをとったハンナラ党が「隠れた票」を主張して勝利を確信したが、結局敗れた。



peacechaos@donga.com