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ソウル弘陵をグリーン成長のメッカに、李大統領が構想表明

ソウル弘陵をグリーン成長のメッカに、李大統領が構想表明

Posted May. 11, 2012 08:18,   

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1970年代、経済開発の初期に科学技術と開発政策の産室だったソウル市洪陵(ホンルン)21世紀のグリーン成長の中心地に建設される。

李明博(イ・ミョンバク)大統領は10日、ソウル市内のロッテホテルで開かれた第2次グローバル・グリーン成長サミット(GGGS)で特別演説を行い、「洪陵は、漢江の奇跡』をもたらした韓国経済と科学技術の発展の産室だ」と言い、「ここを全世界のエコ技術や知識、そして人材育成で一歩先を行くグリーン成長団地に作り直す計画だ」と述べた。

大統領府とグリーン成長委員会によると、政府は2013年末から、世宗(セジョン)市へ移転する韓国開発研究院(KDI)や産業研究院(KIET)の敷地に、グリーン成長関連の組織が移転することが決まった。第一段階として、今年3月にエコ技術センターが同敷地に設立された。洪陵のグリーン団地に集まる組織には、グリーン成長委員会、グローバルグリーン成長研究所(GGGI)

、温室ガス総合センターなどが取り沙汰されている。このほかに、政府が進めている「グリーン気候基金」事務局が韓国に誘致されれば、洪陵に設立されると見られている。

また、李大統領は、韓国と日本、豪州、デンマーク、アラブ首長国連邦(UAE)の政府が拠出したGGGIが、今年10月、国際機構として正式にスタートすると明らかにした。李大統領は、「今年6月のブラジルのリオデジャイネイロ環境サミットで、GGGIを創設している10ヵ国の首脳が、国際機関への転換のための署名式を行う」とし、「GGGIは、今年10月、ソウルで開催される気候変動閣僚会議で国際機関として正式にスタートする」と明らかにした。

これと共に、李大統領は、公的開発援助(ODA)を通じて、途上国の環境保全事業を支援するなど環境の価値を広めることに積極的に取り組むと語った。李大統領は、「2020年まで、ODAを持続的に高めて、グリーンODAが占める割合を30%以上に拡大する計画だ」と話した。

李大統領は、「人間が存在する限り、そして人間が生きている地球がある限り、グリーン成長への道は恒久的に続けられるだろう」とし、任期中の第一の国政課題に宣言した「低炭素グリーン成長」の価値を改めて強調した。また、「水を飲むときは、誰がこの井戸を掘ったのかを記憶するべきだという話がある」と述べ、「後日、まさしく私たちが新しい井戸を掘った人として記憶されることを想定しながら、いま行動しよう」と呼びかけた。



srkim@donga.com