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ユソン企業労組のデモで流血事態

Posted June. 24, 2011 08:11,   

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1年ぶりに労組デモに再び「竹棒」が登場し、労組員と警察が衝突する流血事態となった。

22日午後9時ごろ、忠清南道牙山市屯浦面(チュンチョンナムド・アサンシ・ドゥンオイミョン)の自動車部品メーカーのユソン企業で、労組員1100人あまりと警察1500人が衝突し、警察108人と労組員18人が負傷し、近くの病院で治療を受けている。今回の衝突は、工場につながる近くの地下車道付近で、ロウソク文化祭を終えた労組員らが、集会場所のユソン企業の方へ移動中に発生した。警察が、工場の正門前を守っていた会社側の用役職員と労組員の衝突を懸念し、労組員の移動を阻止したところ、激しいもみ合いとなった。さらに、当日の衝突は、ソウルで開かれた建設労組のゼネストデモに参加した忠清地域の建設および金属労組の800人がデモ支援に乗り出したため、さらに激化した。

労組員は竹棒や角木、鉄パイプなどで武装し、激烈に抵抗し、警察はこれに盾と催涙弾を交ぜた水大砲で立ち向かった。警察は、「現場で労組員が使用した竹棒35本や角木22本、鉄パイプ13本、消火器11個などを押収した」と発表した。これに対し、労組側は、「鉄パイプは我々が用意したものではなく、同日午前、会社側の用役職員が我々に向かって、振り回し、投げ捨てたのを拾った」とし、「今回の衝突で、労組員も20人以上負傷し、現在治療を受けている」と話した。

警察は同日、暴力デモを行った主動者を選り分け、厳罰する方針だ。

キム・ギヨン忠南警察庁長は、同日記者会見を開き、「外部勢力と連帯したユソン企業の労組員が、不法で工場へ押し入ろうとした際、竹棒や鉄パイプを振り回し、警察に大きな被害を与えた」とし、「竹棒使用者や暴力行為者、暴力デモを背後で操った勢力を必ず摘発し、厳正処罰する」と話した。

一方、ユソン企業の牙山工場は、現在、組合員80人あまりと管理職社員の操業支援で稼働率約85%を維持しているが、1ヵ月近く続いている労使間の対峙で、完成品の搬出と原材料の搬入に困難を強いられている。会社側は、「もし、労組の要求通り、一括復帰が行われたら、再び生産施設の占拠やストにつながる懸念が高い」とし、選別復帰を要求している。



mhjee@donga.com