俳優のヒョンビン(本名=キム・テピョン、写真)が一般兵士として白翎島(ペクリョンド)の海兵隊第6旅団に配属される。海兵隊司令部は18日、「一般戦闘兵として普通に勤務することを望む国民の要望を反映して決定した」として、このような方針を明らかにした。
海兵隊は同日、ユ・ナクジュン司令官主宰の幹部会議で、ヒョンビンの職務を変更すること決めたという。
当初海兵隊は、ヒョンビンを海兵隊司令部の募兵広報兵に任命し、白翎島第6旅団など海兵隊の各部隊で特性化訓練を履修させると発表した。しかし、一部で「普通の」海兵隊員の道を選んだ本人の意向に反して広報だけに利用しようとしているとの批判の声が上がった。
方針発表から10日ぶりに、新兵教育を受けている兵士の職務が覆されるなど、軍の一貫性のない対応が議論を呼んでいる。インターネットの各種掲示板には、「そもそも広報兵に配置した決定が間違っていた」として軍の方針変更に賛成する意見と、「芸能人だからと言って特恵はないとしていたくせに、世論に押されて兵士の職務を変えるのは酷い」という批判も強い。
ヒョンビンは22日、新兵訓練の修了式を終えて4泊5日の休暇を消化し後、第6旅団に配置され戦闘兵科の歩兵として勤務することになる。
polaris@donga.com