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エネルギー・先端産業・観光休養地に、政府が東西南3海岸を特化開発計画を確定

エネルギー・先端産業・観光休養地に、政府が東西南3海岸を特化開発計画を確定

Posted December. 29, 2010 05:52,   

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政府は今後10年間、計50兆ウォンの事業費を投入し東海岸を国のエネルギー・観光産業の中心地に、西海岸を知識・先端産業の拠点にそれぞれ育成することにした。4月の南海岸開発計画の発表に続き、東・西海岸発展総合計画が策定されたことで、韓半島を取り囲む3海岸の中長期発展の青写真が全て示された。

国土海洋部はこのような内容を盛り込んだ東・西海岸圏発展総合計画を「東・西・南海岸および内陸圏発展委員会(委員長=金滉植首相)」の審議を経て確定したと、28日発表した。海岸圏開発計画はそれぞれの圏域の特化・基幹産業と研究開発(R&D)機能を一括りにして産業クラスターにし、文化観光資源を積極的に活用するという戦略によることだ。

総合計画によると、東海岸圏はグリーン成長を主導するエネルギー・観光中心の「ブルーパワーベルト」に造成される。特に、国のエネルギーの60%を生産するエネルギー産業ベルトに集中育成される。合わせて、産業間連携を強化して基盤産業の競争力を確保し、国際観光拠点の基盤を構築することになる。

西海岸圏は環黄海経済圏を主導する知識・先端産業の「融複合ベルト」に作られる。国際ビジネス拠点の役割を果たす一方で環黄海協力体系を構築し、圏域内の主力産業と新産業を育成して超一流先端産業ベルトに生まれ変わることになる。

国土部はこのため、20年までに民間資本を含め、東海岸圏に24兆8000億ウォン、西海岸圏に25兆2000億ウォンの事業費を投資すると発表した。これによる東・西海岸圏の生産誘発効果はそれぞれ48兆ウォンと52兆ウォンに達し、それぞれ26万人の雇用が創出されると、国土部は見込んだ。

詳細に東海岸圏は大きく△環東海国際交流・観光圏、△東海海洋科学館(原子力・エネルギーおよび海洋科学産業)、△トライアングル産業圏(造船・石油化学・自動車)に特化される。国のエネルギー供給の中枢拠点で「超広域エネルギーベルト」が主力軸だ。蔚山(ウルサン)〜慶州(キョンジュ)〜蔚珍(ウルジン)の原子力クラスター、蔚山の北東アジアオイルハーブ、三陟(サムチョク)の複合エネルギー拠点などが造成される。また、蔚山(自動車・造船)〜 慶州(部品・エネルギー)〜浦項(ポハン、鉄鋼・新素材)は「トライアングル産業ベルト」にし、江陵(カンルン)〜東海(トンヘ)〜三陟〜蔚山をつなぐ新素材バイオクラスターなども育成する。

西海岸圏は△スーパー京畿湾圏(ビジネス・物流・先端産業)△忠南(チュンナム)西海岸圏(国際観光・休養産業と基幹産業)△セマングム圏(新再生エネルギーなど低炭素緑色産業拠点)に特化される。

ディスプレーおよび半導体産業(坡州〜華城〜平沢〜牙山)、自動車産業(華城〜牙山〜洪城〜群山)など主力産業と、航空(仁川・金浦・群山)、航空レジャー(泰安)、造成・海洋レジャー(華城・群山)、ロボット(仁川)、バイオ(華城)など新産業を一括りにする戦略産業ベルトも造成する。また、それぞれの圏域別に地域の特性に合わせて観光拠点も開発する。

これに先立って4月発表された南海岸発展計画は、海洋観光休養地帯であり物流および新産業拠点の造成が中核だった。麗水(ヨス)〜泗川(サチョン)〜統営(トンヨン)〜巨済(コジェ)にいたる閑麗(ハンリョ)水道圏は、外国人観光団地と家族休養団地へ、多島海(タドヘ)圏(新安〜珍島〜莞島)は、海洋スポーツとレジャー中心地へそれぞれ開発される。南道文化圏(康津〜順天〜南海)には健康ケア団地が立ち、南海岸の各地に造船産業クラスターが造られる。

国土部の関係者は、「それぞれの海岸圏別に地域発展と波及効果の高い事業から逐次的に施行し、海外と民間資本の誘致活動にも積極的に取り組む計画だ」と話した。



redfoot@donga.com