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軍、増強対砲レーダーでリアルタイムの監視

軍、増強対砲レーダーでリアルタイムの監視

Posted December. 09, 2010 09:04,   

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8日午前9時4分、西海(ソヘ・黄海)5島の韓国軍対砲レーダー「アーサー(ARTHUR)」に、白翎(ペクリョン)島北東の北方限界線(NLL)の北朝鮮側地域で、数発の砲弾が捉えた。北朝鮮軍の砲射撃を感知したのだ。西海5島付近の韓国軍兵力は、超非常事態に入った。しかし、白翎島など西海5島で警戒にあたっていた哨兵には、水柱どころか砲声すら聞こえなかった。北朝鮮が、海岸近くに撃ったためだ。

軍関係者は、「以前は、北朝鮮が砲射撃をしたことすら、分からなかった」と話した。北朝鮮の延坪島砲撃後、緊急配備された新型対砲レーダー「アーサー」があったので、砲声も聞こえない遠距離の砲射撃を探知したということだ。

北朝鮮の延坪島挑発後、軍当局は、これまで使用していたAN/TPQ−37対砲レーダーが役割を果たせないことが明らかになると、対砲レーダー「アーサー」を延坪島に緊急配備した。「アーサー」は、射程距離が短く低い弾道の北朝鮮海岸砲を感知できないAN/TPQ−37の短所を補完するレーダーだ。砲発射の位置を速かに探知し、関連情報を指揮統制システムに数秒内に伝送し、24時間の探知が可能だ。探知距離は最大60キロメートルに達し、誤差範囲は約30メートル。軍当局は、年末に音響探知レーダーの配備案も検討している。

北朝鮮の砲射撃について、軍関係者は、「砲弾の着弾地点が、NLLの北朝鮮側海域であると推定され、通常訓練の射撃であると把握している。北朝鮮軍が使ったのは海岸砲のようだ」と説明した。

最近、西海5島の兵力は24時間非常態勢で、超緊張状態で北朝鮮軍の動向を監視している。韓国軍は、北朝鮮軍の砲陣地が開く度に、非常警戒態勢を一層強化している。海兵隊延坪部隊関係者は、「以前は、北朝鮮軍の砲陣地が開いても、日常的な射撃訓練と判断し、通常の警戒レベルを維持したが、延坪島挑発後は、毎日、非常警戒態勢だ」と述べた。



mhpark@donga.com polaris@donga.com