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アジア大会D−6、異色種目の最後の舞台

アジア大会D−6、異色種目の最後の舞台

Posted November. 06, 2010 05:41,   

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●異色種目の最後の祭り

一番目を引く種目は中国伝統の水上スポーツのドラゴンボートだ。平たく言って、22人乗りの漕艇競技と理解すればいい。ドラゴンの形状をした長さ11メートルの船に左右10人ずつ20人が櫓を漕いで勝負を決める。船頭部分には太鼓叩きが後尾には方向を調整する舵取りが乗り込む。男女6個の金メダルがかかっているドラゴンボートは本家中国だけでなく、米国、豪州、ニュージーランドでも人気が高い。韓国はカヌー出身選手で男子代表チームを作って、1000メートル金メダルに挑戦する。

ダンススポーツも広州大会で初めて導入される。スタンダード(ワルツ、タンゴ、クイックステップ、フォックストロット、ウィーンワルツ)とラテン(チャチャチャ、ジャイブ、サンバ、パソドブレ、ルンバ)総合で2個、ウィーンワルツとルンバを除いた8種目の計10個の金メダルがかかっている。

囲碁と中国将棋も広州大会でアジア大会の種目にデビューする。李昌鎬(イ・チャンホ)、李世乭(イ・セドル)を主軸にした韓国代表チームは、男女団体、ペアの3個の金メダルがかかっている囲碁に出場する。

1990年北京アジア大会から正式種目になったが、今大会に韓国代表チームが初めて出場するカバディも耳目を引く。カバディは隠れん坊、格闘技、ドッジボールを混合した形のインド伝統のスポーツだ。1チーム7人のうち攻撃者(レーダー)1人が敵陣に入って相手選手をタッチして自分の陣営へ戻ってきたら得点する試合だ。

●14年仁川大会では7種目削減へ

アジア大会が五輪に比べて異色新設種目の興亡盛衰が頻繁だった理由は、アジアオリンピック評議会(OCA)が開催国の種目新設の提案に比較的寛大な態度を示してきたからだ。

各国の文化を反映した種目を採択しようとする主催国の態度はアジア大会の肥大化をもたらした。1986年、ソウルアジア大会を機に世界化に成功したテコンドーもあるが、主催国の地位を利用して自国スポーツを正式種目に採択した空手、ドラゴンボートなどは議論の中でアジア大会からの廃止・削減を控えている。

OCAは肥大化したアジア大会を改革するため、14年仁川大会から種目数を35種目に制限する方針だ。28の五輪種目を基本に野球、ボーリング、カバディ、セパタクロー、ソフトボール、スカッシュ、中国武術、クリケットの8種目のうち7つを選定するという方針を決めた。広州アジア大会は異色種目の告別祭りになると見られ、さらに興味深い。



noel@donga.com