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中国の利上げ発表に世界株価は軒並み急落

中国の利上げ発表に世界株価は軒並み急落

Posted October. 21, 2010 08:36,   

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中国が19日、基準金利の引き上げを急きょ発表すると、世界の証券市場が軒並み急落し、原油価格や主要穀物を始めとする原材料価格が暴落するなど、国際金融市場や商品市場が激しく揺れた。20日、韓国証券市場も、「中国発悪材料」により大幅に揺らいだものの、早いテンポで落ち着きを取り戻し、世界の証券市場とは対照的な姿を見せている。

19日(現地時間)、米ニューヨーク証券市場は、中国が政策基調を緊縮に変えたことを受け、世界経済の回復の勢いも、減速するだろうという懸念が広まり、株価が大幅に下落した。

ダウ指数は、前日より165.07ポイント(1.48%)安の10978.62で取引を終えた。英FTSE指数(マイナス0.67%)、フランスのCAS40指数(マイナス0.71%)、ドイツのDAX指数(マイナス0.39%)など欧州主要証券市場も軒並み下落し、20日取引を開始した日本の日経平均株価(マイナス1.65%)も、下落振りを見せた。

今回の中国の金利引き上げの影響は、「スーパーチャイナ」の存在感を確認させたが、04年4月、「第1次チャイナショック」の時よりは、弱かったという分析だ。当時は、温家宝中国首相が、経済緊縮を宣言し、国際金融市場はパニックに陥った。

韓国の総合株価指数(コスピ)も、取引直後は前日より1.09%安の1837.08まで下がったものの、0.71%高の1870.44で取引を終え、3日ぶりに上げに転じた。対ドルウォン相場も前日より9.50ウォン、ウォン安ドル高の1ドル=1140ウォンで取引を開始したものの、中国発金利ショックからいち早く脱し、3.60ウォン高ドル安の1ドル=1126.90ウォンで取引を終えた。

中国は出口戦略を選んだものの、日本は景気刺激策を続ける動きを見せている。日本政府が19日、景気判断を「回復局面」から「低迷状態」へと下方修正したのに続き、日本銀行の白川方明総裁は、金融の量的緩和政策を拡大する意思を仄めかしたと、朝日新聞が伝えた。



cha@donga.com higgledy@donga.com