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温室効果ガス排出1、2位の中国と米国、非難合戦ばかり

温室効果ガス排出1、2位の中国と米国、非難合戦ばかり

Posted October. 09, 2010 02:59,   

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「(お互いに相手のせいばかりにする)非難合戦をしている」

8日、香港サウスチャイナ・モ—ニング・ポスト(SCMP)は、4〜9日、中国天津で開催中の「国連天津気候変化会議」をこのように表現した。今回の会議は11月末、メキシコ・カンクン気候変化会議を控えて議題の調律などのために開かれているが、世界1、2位の温室効果ガス排出国の中国と米国がお互いに相手のせいにばかりしているという意味だ。

黄恵康・中国気候変化談判特別代表は、「米国は自ら世界のリーダーだと言い張っているが、膠着状態に陥っている気候変化会議で主導的な役割を担おうとしない」と米国を非難した。また、「米国は中国と他の開発途上国に非合理的な要求をしながら、自国の不履行を非難する世界の関心を他のところに回そうとする」と述べ、「これは無惨なことだ」と厳しく批判した。

解振華・国家発展改革委員会副主任も6日、「一部の国は自ら排出量の減少のため、いかなる実際の行動も、資金と技術も提供しないまま、やるべきことはやらないくせに、逆に開発途上国に要求ばかりしている」と話したと、官営の新華社通信が7日報道した。米国を狙いに定めた言葉だ。

これに対して米国は、中国が昨年末デンマーク・コペンハーゲン気候変化首脳会議の合意を覆そうとしていると対立している。ジョナサン・パーシング米気候変化協約特別副代表は、「中国は昨年の合意を再交渉しようとしており、国連協約に対する代案を探そうとしている」と強く非難した。

パーシング特別副代表は、「天津で開かれた3日間の会議にがっかりした。参加国はコペンハーゲン合意を具体化しようとせず、手続きをめぐって古い討論ばかり重ねた」と話した。彼は、「一部の国はコペンハーゲンで既に合意した部分まで論争の種にして、今回の交渉をきちんと進められなくした」と言って中国を非難した。このような発言は、各国間ではっきりした見解の違いだけを確認したことを示すことだ。パーシング特別副代表は、「このように遅々として進まなかったら、メキシコ会議で何の合意も見出せないだろう」と話した。



mungchii@donga.com yhchoi65@donga.com