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20〜30代の女性人口が年々減少、少子化問題に追い討ち

20〜30代の女性人口が年々減少、少子化問題に追い討ち

Posted August. 25, 2010 09:03,   

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韓国社会の大きな課題である少子化問題に、悩みの種がさらに増えた。主な出産年齢層である20〜39歳の女性人口が年々減っており、新生児の減少傾向に拍車をかけているのである。

統計庁は24日、「09年の出生統計を巡る最終結果」の中で、「昨年1年間の新生児は44万4849人と、08年(46万5892人)より2万1043人(4.5%)が減少した」と述べ、「これは主な出産年齢層である女性人口や結婚件数の減少によるものと見られる」と明らかにした。

20〜39歳の女性人口は、昨年は757万人と、08年(772万7000人)より2%(15万7000人)が減少した。同年齢台の女性は、1996年=859万7000人だったが、00年=844万6000人、05年=809万4000人、06年=799万1000人、07年=785万5000人へと減少してきた。統計庁・人口動向課の金東會(キム・ドンフェ)課長は、「韓国の合計出生率(1人の女性が一生産むと予想される子供の数)は1970年代半ばから1980年代半ばにかけて急激に減少したが、その影響が最近の出産女性人口の激減として現れている」と説明した。

1970年の韓国の合計出生率は4.53人に達したが、4年後の1974年は初めて3人台(3.77人)へと落ち、3年後の1977年は2人台(2.99人)へと下がった。さらに、1984年は初めて1人台(1.74人)を記録し、出生率は急激な下落振りを見せたと、統計庁側は説明した。最近に入って、グローバル金融危機などの影響を受け、結婚件数も07年=34万4000件、08年=32万8000件、昨年=31万件へと減少を続けた。

昨年、韓国の合計出生率は1.15人と、米国(2.09人)やフランス(2.00人)、英国(1.96人)はもとより、少子高齢化の問題が深刻な日本(1.37人、外国は08年基準)よりも大幅に低かったのが現状だ。

昨年、子供を産んだ産婦の平均年齢は30.97歳と、05年=30.22歳と初めて30歳を越えた後、高まり続けた。合計出生率は、釜山(ブサン=0.94人)やソウル(0.96人)、大邱(テグ、1.03人)など、大都市で特に低かった。一方、全羅南道(チョンラナムド=1.45人)や忠鋻南道(チュンチョンナムド=1.41人)、濟州(チェジュ=1.38人)などが相対的に高かった。市郡区別では、全羅北道鎭安郡(チョンラブクド・チンアングン)が2.06人とトップで、釜山西区(ソグ)は0.73人で最下位だった。



bookum90@donga.com