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国防部、海上交戦規則を改正

Posted August. 25, 2010 09:03,   

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軍当局が最近、北朝鮮が西海(ソヘ)上の北方限界線(NLL)南方に砲撃する場合、警告放送後に2〜3倍の火力で即時に射撃するよう交戦規則を改正したと明らかにした。今月9日に発生した北朝鮮の西海NLL南方砲撃事件を受け、交戦規則を強化したのだ。

金泰栄(キム・テヨン)国防部長官は24日、国会国防委員会全体会議に出席し、北朝鮮のNLL南方への砲撃の対策を問う与党ハンナラ党の劉承旼(ユ・スンミン)議員の質問に、「合同参謀本部の交戦規則を改正し、一線の部隊に伝えた」と述べ、このように明らかにした。

金長官は、「従来の交戦規則は、警告放送を3回した後、(北朝鮮側から)追加射撃がなければ対応しないというものだったが、今回のこと(北朝鮮の砲撃)を機に、地上の交戦規則と同一に改正した。敵がNLL南方海上に砲撃すれば、比例対応の原則によって、敵が挑発した距離と同程度、2〜3倍の措置で対応する」と話した。

現在の地上交戦規則によると、北朝鮮が韓国領土に攻撃を加えた場合、軍は警告放送後、北朝鮮側の追加攻撃の有無と関係なく、直ちに2〜3倍の火力で対応するよう規定している。軍は9日、北朝鮮の砲撃当時、約10発がNLL南方に着弾したが、警告通信のほかに対応措置を取らず、生ぬるい対応だと世論の批判を受けた。

このような攻勢的交戦規則の改正が軍事的戦争の拡大をもたらす恐れがあると一部議員が憂慮を表明すると、金長官は、「海に(北朝鮮が挑発した)威力に相応する射撃をするだけだ。被害がなくても同様の射撃をすることは、挑発に対する報復だ」と答えた。

同日の会議で、ハンナラ党の金東聖(キム・ドンソン)議員は、「延坪島(ヨンピョンド)と白翎島(ペクリョンド)のレーダーは、放物線を描く曲射砲は捉えるが、直線に飛んでくる直射砲を捉えることができない。そのうえ、白翎島のレーダーが故障していた」と指摘した。これに対して、金長官は、「音で追跡が可能な新装備を外国から導入する。自主開発も準備している」と話した。

いっぽう、国防部は同日、国防懸案報告資料を通じて、「北朝鮮軍が平壌(ピョンヤン)付近で大規模な軍事パレードの準備をしており、大規模な兵力や機甲装備、火砲などを展開している」と明らかにした。このような軍の動きは、9月初めに予定された労働党代表者会と10月の労働党創建65周年行事を盛り上げるための活動のようだと、国防部は説明した。



polaris@donga.com