Go to contents

リビア、外交摩擦のなかでも韓国企業は信頼 大宇建設が4億ドルの発電所工事受注

リビア、外交摩擦のなかでも韓国企業は信頼 大宇建設が4億ドルの発電所工事受注

Posted August. 07, 2010 07:49,   

한국어

韓国とリビア政府との間で外交摩擦が起きている中、大宇(テウ)建設がリビアで、大規模な複合火力発電所の建設工事の受注に成功した。大宇建設は、リビア・国営電力庁(GECOL)が発注した4億3800万ドル(約5116億ウォン)規模のズウィティナ複合火力発電所の建設工事を受注し、5日に、リビアの現地で契約を交わしたと、6日に公示した。

同複合火力発電所は、瞬間生産能力が計750万メガワット規模で、500メガワット容量のガス火力発電所と、250メガワット規模のスチームタービンや廃熱回収施設で構成される。建設場所は、リビア第2の都市、ベンガジから南西側に40キロ離れたズウィティナ地域だ。大宇建設は今年11月に着工し、13年5月に完成する予定だ。

大宇建設による今回の複合火力発電所の受注は、韓国とリビアとの外交摩擦が、これまでリビア政府と円満な関係を保ってきた企業各社の経済交流にはたいした影響を及ぼさないことを示す事例として受け止められている。特に大宇建設はこれまで、リビア電力需要量の35%に当たる発電施設を施工し、リビア政府から信頼されているという。また、金宇中(キム・ウジュン)元大宇グループ会長がムアマル・アル・カダフィ大佐と厚い信頼関係を築いておいた土台の上に、徐綜郁(ソ・ジョンウク)大宇建設建設社長も、「リビア通」と呼ばれるほど、リビアの高官らと親しい関係を結んでいることも、友好的に働いたものと見られる。

大宇建設は1977年にリビアに進出し、これまで2000キロ以上の道路工事を始め、政府総合庁舎やトリポリとベンガジメディカルセンターの建設事業など、200件あまり、計110億ドル規模の工事を手がけてきた。大宇建設は現在、ミスラータやベンガジ複合火力発電所、トリポリ、JWマリオットホテル、トリポリウォーターフロント、外国人専用高級リゾートなど、計15億ドル規模の工事を行っている。

チョン・テヨン大宇建設リビア営業担当常務は、「リビアの発注先のほうから、『大宇建設が絶対に施工すべきだ』と、自国政府を説得したと聞いている」と言い、「リビア政府も、一時的な外交摩擦よりは、30年間築いてきた信頼関係をより重視しただろう」と話した。



cpu@donga.com