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生活も労使関係も様変わり、休職者復職のメドは立たず 双龍車スト1年

生活も労使関係も様変わり、休職者復職のメドは立たず 双龍車スト1年

Posted August. 05, 2010 08:28,   

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激しい労使間の対立の中、瀬戸際に立たされた昨年夏の双龍(サンヨン)自動車・平沢(ピョンテク)工場は、戦場さながらだった、タイヤに火がつけられ、ボルトとナットが飛び交った。劇的にストは終わったものの、労使共に深い傷を負った。

6日は、双龍車のスト終了から1年となる日。今、双龍車の労使は、ストの残骸から立ち直るため、必死になっている。労使が一緒に汗を流したおかげで、自動車の販売台数は3倍近く伸び、新車発売や会社売却の手続きも進められている。しかし、傷跡は依然、癒されていない。無給休職と処理され、会社を離れた職員らは、1年間日雇い作業員として転々しながら、月数十万ウォンの所得で、家計をやりくりしている。

●労使文化は様変わり

4日に訪れた双龍車の京畿道(キョンギド)平沢工場は、全員が休暇に発ち、静かな中で、5、6日の特別勤務を落ち着いて待っていた。8月第1週は、国内自動車メーカー5社と、その下請け会社が軒並み休暇を楽しむ期間だ。特別勤務する会社は、双龍車が唯一だ。最近、よく売れているレクストンやカイロンなどのスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)を1台でも多く生産するためだ。

年1回のみの夏休みの時に特別勤務できるのは、労組の同意があったがために実現できた。双龍車労組は、「スト終了後、最も変わったのは労使関係だ」と口をそろえている。労組は昨年9月、全国民主労働組合総連盟(民主労総)・金属労組から脱退したのに続き、今年5月、主要大手企業各社の中では初めて、「タイムオフ(有給労働時間免除制度)」に合意した。従業員らは、「労組の様変わりの姿に、組合員らはたまには寂しさを感じるほどだ」と話した。

労使団結は、販売増加へと繋がっている。7月の1ヵ月間の販売自動車台数は計7369台。昨年8月は2012台しか販売できなかった。輸出を除いた内需販売は、昨年8月の940台から今年7月は2738台に、輸出は1072台から4631台へとそれぞれ191%と332%が増加した。今のような販売の勢いに、9月に予定されている新車「C200」の発売効果まで加わると、今年の販売目標の8万5000台は無事達成できると会社側は説明している。

会社が正常化されたため、双龍車従業員の夏も、1年前とは打って変わっている。小学生の子供と智異山(チリサン)で夏休みを過ごしているソ・ビョンハ塗装1チーム技監は、「昨年は、会社に復帰するやいなや、全てのものがめちゃくちゃだったので、休暇どころではなかった」と言い、「昨年とは様変わりした現状を思えば、ありがたく、すまない気持ちで一杯だ」と話した。

●無給休職者らは辛い1年

しかし、ほかの職員とは違って、無給休職状態のハン某さん(37)の夏休みは、仕事がなく、休まざるを得ない「願わない休暇」だ。ハンさんは、引越しの仕事をしている。猛暑の夏場に引っ越す人がおらず、オフィスで注文の電話がかかってくるのを待っている。ハンさんは、「ほかのところに就職したくても、双龍車に勤務したという履歴のため、なかなか就職できずにいる」と話した。ハンさんの収入は月70万〜80万ウォンほどだ。

ユン・デサンさん(50)も、1年間、日雇い作業場を転々としている。ユンさんは昨年9月、米軍部隊で地ならし工事を行う際、信号手として働き、日当6万ウォンを受け取り、その後、忠清南道唐津(チュンチョンナムド・ダンジン)に出向き、電気配管の仕事をやった。半月前、平沢に戻り、道路補修工事の日雇い作業員として働いている。彼は「自動車だけいじってきた人々であり、日雇い仕事をしても下手に決まっている」と言い、「下手だと叱られることも多く、そんな時は本当に悲しかった」とため息をついた。

462人に上る無給休職者らの復職は、不透明なのが現状だ。スト終了当時、労使は無給休職者に対しては、1年後、生産量により、循環勤務(昼夜2交代)ができるように務めると合意したが、会社では復職させるかどうかをまだ決定できずにいる。

ハンさんは、「いつ、復職できるか分からないのが、一番辛い」と言い、「復職できるかどうかだけでも、知らせてほしい」と話した。ユンさんも、「循環休職(一種のワークシェアリング)でもできればと思う」と話した。無給休職者らは、交渉妥結1周年を迎える6日、工場前で出勤闘争を行うことも、検討している。

無給休職の同僚を眺める職員らの気持ちも穏やかではない。李サンギョン・組立2チーム工場は、「平沢のような小さな町では、歩き回ればかつての同僚とばったり出会ったり、子供や妻同士も知り合いなので、暮らしぶりを聞かされているが、そのつど、気まずい」と言い、「我々が一所懸命に働いてこそ、会社の事情が好転し、復職も早まるだろうという気がして、皆、一所懸命に働かざるを得ない」と話した。



nuk@donga.com hparks@donga.com