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グラフェンを利用した世界初の30型タッチスクリーン、成均館大が開発

グラフェンを利用した世界初の30型タッチスクリーン、成均館大が開発

Posted June. 21, 2010 07:47,   

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国内研究チームが、ナノ素材のグラフェン(Graphene)を利用し、世界初で30型サイズのタッチスクリーンを開発した。グラフェンは透明である上、反る性質まで持っており、ディスプレーや太陽電池、タッチスクリーンなど、次世代フレキシブル(反る)電子機器に広範囲に渡って使われる見通しだ。

成均館(ソンギュングァン)大学のホン・ビョンヒ教授(化学科)やアン・ジョンヒョン教授(新素材工学部)チームは20日、「壁紙の生産のように、グラフェンを回転ロールで巻く技術を利用し、30型サイズのタッチスクリーンを作るのに成功した」と明らかにした。

グラフェンとは、炭素原子が蜂の巣の形で結びついている非常に薄い膜であり、伸ばしたり畳んだりしても電気的性質を失わず、電子移動のスピードは、シリコン半導体より10倍以上も速く、「夢の新素材」と呼ばれているが、製造技術がややこしく、大型化は難しかった。

現在、電子機器に使われているタッチスクリーンは、酸化インジウム錫で作るが、曲がれば壊れやすく、反るディスプレーには適していない。

ホン教授は、「銅基盤の上でグラフェンを30型まで増大させた後、回転ロールにグラフェンを押し込んで銅基盤を無くし、透明なグラフェン1枚を手にできた」と言い、「従来のタッチスクリーンは、1ヵ所を10万回ほど押せば、寿命になる一方、グラフェンは半永久的に使うことができる」と話した。

同研究結果は、「ネイチャー・テクノロジー」の20日のオンライン版に掲載された。



uneasy75@donga.com