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起亜車、「ラジエーターグリールデザイン」盗作疑惑で起訴

起亜車、「ラジエーターグリールデザイン」盗作疑惑で起訴

Posted May. 26, 2010 03:20,   

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デザイン経営で最近売れ行きが好調だった起亜(キア)自動車が、アマチュアデザイナーのデザインを盗作したという理由から訴訟を起こされた。とくに、問題のデザインが起亜自動車のイメージを代表するファミリールックであった上、起亜車でデザインを総括しているピーター・シュライア副社長の作品として知られていたため、訴訟結果に自動車業界の関心が集まっている。国内の自動車デザイン関連の訴訟は今回が初めてだという。

25日、起亜社によると、アマチュアデザイナーのペク某氏(46・サラリーマン)が最近、起亜自動車が著作権を侵害したという損害賠償請求訴訟を起こした。ペク氏の訴訟を受け持っている法務法人のナムガン側は、「損害賠償請求額は、まず一部請求として1億ウォンを要求したが、著作権侵害が認められた場合、訴訟金額は大きく高まるだろう」と明らかにした。

ペク氏は訴状で、「蝶ネクタイと無限大マーク(∞)からヒントを得て開発した自動車のラジエーターデザインを05年8月当時、現代(ヒョンデ)自動車が運営するMA(Marketing Adviser)クラブのホームページの掲示板を通じて提案した。起亜自動車は、08年5月何度同意も得ずに、私が提案したデザインとほぼ同じようなデザインをファミリールックとして発表し、中型車「ロッツェ・イノベーションに初めて適用した」と主張した。

起亜社は、08年5月当時、「シュライア副社長が、虎の鼻と口を形象化したデザインで、これから起亜車の顔になるだろう」と発表しており、自動車業界では「ピーター・シュライア・ライン」というあだ名がつくほど高い関心を集めていた。

これと関連し、現代起亜自動車側は、「ピーター・シュライア・ラインは、起亜社が自主的に開発したデザインで、ペク氏が提案したデザインは一向に参考にしていない」と述べた。

しかし、ペク氏は、「MAクラブは、現代車が品質を改善し、ブランドイメージを高めるため、会社レベルで運営していたインターネットクラブで、自動車関連業種の従事者と自動車マニアたちが会員だった。掲示板に書き込まれた内容を現代・起亜車の関連部署で参考にし、リプライもついていたため、私が提案したデザインを見たこともないという会社側の主張は信頼できない」と反論した。同氏はまた、「起亜社がシュライア副社長が開発したデザインだといいながら、特許庁に登録したデザインの登録者は起亜社所属の国内デザイナーの名前となっており、つじつまが合わない」と付け加えた。

ペク氏は、「08年6月から数回にわたって、現代起亜車側に問題のデザインが出るようになった背景を説明してほしいと要請したが黙殺され、名誉回復のために訴訟を起こすことになった」と語った。これについて、現代起亜車の関係者は、「訴訟中の事案であるため、詳細を明らかにするわけにはいかないが、訴訟の過程で真実が究明されるだろう」と述べた。

起亜社は、ロッツェイノベーションにこのラジエーターグリールを適用した後、「ポルテ」「ソウル」「K7」など、すべての車種に拡大し、好評を得ている。



mobidic@donga.com buddy@donga.com