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世界20の経済特区域のうち、仁川7位で韓国内首位

世界20の経済特区域のうち、仁川7位で韓国内首位

Posted March. 18, 2010 04:08,   

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今回の競争力評価は、韓国で初めて世界銀行が定義した世界2301ヵ所の経済特別区域(SEZ)を対象に、韓国内のFEZ(経済自由区域)と似ており、代表的な世界20ヵ所のFEZを選定し、多角的で客観的な指標で行われた。今回の調査は、韓国内の1期FEZがこれまで用地造成など1段階の事業を終了し、今年、本格的な2段階事業に着手する上で、客観的な競争力を確認し、新しい発展戦略を模索するために行われた。

競争力の順位は、△立地競争力、△要素競争力、△政策・運営競争力の3項目の40の指標を総合的に評価された。調査対象地域は、△アジア=9ヵ所、△中東・アフリカ・インド=5ヵ所、△欧州=5ヵ所、△南米=1ヵ所の世界20ヵ所だった。

調査結果は、シンガポール(5点満点に3.87点)、香港(3.81点)が総合順位で1、2位になった。シンガポールと香港は、3つの評価項目でいずれも1、2位となり、圧倒的な優位を見せた。香港は立地競争力で1位となり、シンガポールより優秀と評価されたが、要素と政策運営の競争力では1位のシンガポールと僅差で2位となった。

続いて、△中国上海の浦東(2.82点)、△アラブ首長国連邦ドバイのジュベル・アリ・フリーゾーン(2.56点)、△中国深圳(2.51点)などの順で上位に上がった。韓国のFEZは、03年スタートし、相対的に後発走者という限界や政策・運営の競争力の側面で深刻な弱点を浮き彫りにし、中・下位グループにとどまった。

その中で、仁川(インチョン)は2.05点で、韓国の1期FEZのうち最も高い7位となり、先頭跳躍候補軍に分類された。項目別では、△立地競争力=6位、△政策・運営競争力=15位だった。競争地域より大幅に後れを取った政策魅力度と運営の効率性・専門性を引き上げれば、上位グループへ入る可能性があると分析した。

釜山(プサン)・鎭海(チンヘ)は1.42点で中位グループの12位(立地9位、要素10位、政策・運営17位)、光陽(クァンヤン)湾は1.23点で17位(立地13位、要素11位、政策・運営19位)で下位グループにとどまった。釜山・鎭海は製造業基盤のFEZ12ヵ所のうち5位につけ、製造業基盤の成長の可能性を示した。光陽は、経済的・社会的側面の要素競争力では釜山・鎭海とほぼ同じレベルだった、立地競争力と政策・運営競争力で遅れを取り、下位グループとなった。

モニター・グループのマーティン・ケルダー・アジア太平洋代表は、「グローバルな経済統合の時代に、経済特区は外資誘致以上の複合的かつ戦略的な役割が求められる。韓国も国家競争力の観点でFEZを統合的に再定義し、知識基盤の経済への転換を図らなければならない」と話した。



parky@donga.com