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マンUの朴智星、ACミラン制してシーズン2弾目

マンUの朴智星、ACミラン制してシーズン2弾目

Posted March. 12, 2010 09:45,   

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朴智星(パク・チソン、29=マンチェスター・ユナイテッド)が11日、ホームグランドである英マンチェスターのオールド・トラフォードで行われたACミランtのチャンピオンズリーグのベスト16第2戦で、シーズン2号目のゴールを決めた。マンUは朴智星のゴールやウェイン・ルーニー(25)の2ゴールなどに支えられて4対0で勝利し、ベスト8に安着した。試合が終わった後、マンUのアレックス・ファーガソン監督(69)は、「朴智星の犠牲的なプレーのおかげで、チームが勝った」と称賛した。

ゴールもゴールだが、朴智星の活躍がさらに目立ったのは、ポジションの変化のためだ。朴智星はこれまで主にプレーしていたサイドの代わりに、同日は中央のMFとして出場シタ。ファーガソン監督は、ミランの攻撃の核・アンドレア・ピルロ(31)を遮断するため、活動量が多く、守備能力にも長けている朴智星をピルロの位置の中央に配置した。結果は大成功。試合中継時のテレビ解説者は、試合が行われている間、「朴智星がピルロを消した」と驚きを隠さなかった。地元のマスコミは、「休まず走り回った朴智星のおかげで、ピルロはへとへとになり、マンUは盛り上がった」と評価した。

実際、同日に朴智星がグランドを走り回った距離は11.88キロ。チーム内ではダレン・フレッチャー(26、11.94キロ)に次いで2位、両チームを合わせても3番目に長い距離を走った。朴智星は攻撃でも背後から突っ込みながら、数回ほど、相手にプレッシャーを与える状況を作り出した。また、ルーニーら前方の攻撃手に鋭いパスを出すなど、マルチ・プレーヤーとしての活躍ぶりを誇示した。

朴智星は、五輪チームと国家代表チームで中央のMFを務めたことはあるが、マンUのユニホームを着てMFとして出場するのはめずらしいことだった。大きな試合で申し分のない活躍を見せた彼を特に嬉しい気持ちで見届けた人は、サッカー代表チームの許丁茂(ホ・ジョンム)監督(55)。許監督は、「朴智星は戦術次第で多様に活用できるということが今回きちんと証明された」と言って明るく笑った。

実際、専門家らは、今回の結果が6月の南アフリカ共和国W杯で朴智星のポジションにも影響を及ぼす可能性が大きいと口を揃えた。ひとまずは、ギリシャとの初試合では朴智星が元々のポジションを受け持つものと見られる。パク・ムンソンSBS解説委員は、「どうやってでも勝たなければならない試合で攻撃的に活用するため、朴智星を側面に配置する」と見込んだ。ハン・ジュンヒKBS解説委員は、「ギリシャは側面攻撃が強いが、その一方で側面守備に弱点が多い。側面からの朴智星の突っ込みが効果を奏する」と話した。

強い攻撃力を誇るアルゼンチンとの2度目の試合では、朴智星が守備に重きを置いた中央のMFとして起用される可能性がある。辛文善(シン・ムンソン)明智(ミョンジ)大学教授は、「ベテランの朴智星が、リオネル・メッシ(23)、カルロス・テベス(26)らの攻撃を一線で遮断して、相手のテンポを乱してくれなければならない」と強調した。

最後のナイジェリア戦ではその前の試合の結果次第でポジションは流動的だ。ソ・ヒョンウクMBC解説委員は、「勝ち点が切実な状況では、側面またはストライカーのすぐ下に構える攻撃型MFに起用される可能性がある。反面、安定的な試合運営が必要な状況ならば、ミラン戦の時のように守備的なMFとして活用される余地が大きい」と話した。



niceshin@donga.com