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「容易な分別収集に向け、材質別の色合いで表示を」

「容易な分別収集に向け、材質別の色合いで表示を」

Posted March. 12, 2010 09:45,   

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「容器や包装材の材質ごとに、該当容器の表面に固有の色のラインで表示すれば、より簡単に分別収集ができるのではないでしょうか?」。読者のカン・テウンさんが、東亜(トンア)日報に寄せたアイデアです。

現在のごみの分別排出表示制は、3つの矢印からなっている三角形の中に、「紙」や「紙パック」、「ガラス」、「鉄」などと、材質を表示するようになっています。読者からのご意見について、韓国環境資源公社側は、「プラスチックの場合、選別場での作業時間をやや減らすことができそうだ」との回答でした。紙やガラスは、分別排出表示がなくても簡単に区別がつきますが、プラスチック製品の材質表示は、「PET」、「PP」、「PS」、「OTHER」などと種類が多いためでしょう。しかし、制度を変更すれば、容器の取替えによるメーカーのコスト負担が増大するため、慎重に考慮しなければならない問題だそうです。

カンさんによる色分けのアイデアは、ソウル市が昨年11月に、効率的分別排出に向けて品目別に固有色を指定し、告示したのと繋がりがあります。例えば、缶類=灰色、ガラス瓶=橙色、紙パック=緑色、ペットボトル=黄色、プラスチック類=青色などと表示しようというのです。ソウル市は今年、役所を対象に実施し、来年からは集合住宅へと拡大する予定です。

材質ごとに分別して出すだけに、家庭での「前処理」も重要となります。牛乳などの飲料パックは、完全に乾かした後、一般の紙とは区別して収集しなければなりません。容器に残っている食べ物の残飯はきれいに洗い、プラスチック容器やカンは、圧縮して出した方が良いでしょう。

1リットルの牛乳パック30個で、トイレットペーパー5個を作ることができ、古紙1トンをリサイクルすれば、樹齢30年の木17本を伐採しなくて済むようになります。アルミ缶1個をリサイクルすれば、3時間ほどテレビを見ることのできるエネルギーを手にすることができます。うっかり捨てれば土壌を汚染させるごみとなるところが、分別して出せば、ほとんどはリサイクルし、資源として使うことができます。我々の小さな努力が、よりきれいな世界を作ります。



lycho@donga.com