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ヘリの墜落で死亡した2人のパイロット

Posted March. 05, 2010 09:56,   

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パイロットの夢が叶ってからわずか7ヶ月後に、その夢は空の中で粉々になった。

3日、京畿道南楊州(キョンギ・ナムヤンジュ)で、夜間飛行の途中に墜落し、死亡した500MDヘリの操縦士、故ヤン・ソンウン准尉(32)は、02年に副士官に任官し、航空学校のエンジン整備官として8年間勤めた。しかし、昨年7月、高い競争率を勝ち抜いて操縦準士官に任官された。190時間あまりの飛行経歴を積みながら、ヤン准尉は誰よりも訓練に一所懸命だったという。彼は昨年、自分のブログに操縦準仕官の任官式の写真を掲載し、写真のタイトルに「つらい」と書き込んだ。

事故当日は、副操縦士として、夜間飛行能力の上達に向け離着陸を繰り返した。2度の離着陸を成功裏に終え、3度目の離陸をした後、ヤン准尉はとうとう帰らぬ身となった。彼は3年前、同じ年の妻と結婚し、幼い一人娘を抱えている。

ヤン准尉に対し、訓練指導を行うために操縦かんを握った故朴ジョンチャン准尉は(45)、4195時間の飛行経歴を持つベテラン操縦士だった。1990年代に任官し、20年間ヘリを操縦してきた朴准尉は、立派な人格の持ち主で同僚からの信頼も厚かった。特に、教官操縦士として後輩養成に尽力してきた。彼は妻との間に1男2女を設けている。

陸軍は5日、彼らの遺体が安置された国軍首都病院で告別式を行った後、国立大田(テジョン)顯忠院に埋葬する予定だ。



mhpark@donga.com