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北朝鮮、昨年もスーパーノート流通 米国務省が公表

北朝鮮、昨年もスーパーノート流通 米国務省が公表

Posted March. 03, 2010 09:35,   

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米国は、北朝鮮が昨年も偽ドル札「スーパーノート」を製造して流通させ、偽たばこも取引していたことを明らかにした。また、北朝鮮だけでなく、韓国もマネーロンダリング憂慮国家に含まれていることが分かった。米国務省は1日(現地時間)、このような内容を含む「国際麻薬統制戦略報告書」を発表した。

同報告書は、「北朝鮮のスーパーノートは、08年と09年に韓国の釜山(プサン)で大量に押収され、サンフランシスコでも摘発された」とし、「北朝鮮のスーパーノートは、米国をはじめ様々な国で発見されている」と指摘した。さらに、「スーパーノートは、北朝鮮と直接関係があるが、これらの偽ドル札が流通していたものなのか、でなければ最近製造された偽ドル札なのか、確かではない」と説明した。また、「北朝鮮が、経済自由地帯の羅津(ラジン)で発生した大規模な偽たばこの取引に関与したという産業界の報告とメディア報道もあった」と付け加えた。

しかし、報告書は、「北朝鮮が昨年、国家レベルで大規模な麻薬取引をしたという事例は確認されなかった」とし、「これは、北朝鮮当局が過去のようにヒロポンやヘロインを日本や台湾に密売した動きがなかったという意味だ」と説明した。しかし、アジア地域で摘発されたヒロポンに対する出処を追跡すれば、北朝鮮と中国の国境地域の都市が浮上し、北朝鮮と中国の国境地域で組織化した犯罪集団によるヒロポン取引は続いていると、報告書は指摘した。北朝鮮当局が、不法事実を知りながら事実上目をつぶっていると、米国務省は判断している。

韓国に対しては、要注意国家の麻薬犯罪集団が麻薬の輸出で韓国を経由地としており、国際麻薬取引のターゲットに活用される脆弱性があると、報告書は明らかにした。



yhchoi65@donga.com