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[オピニオン]白翎島の海兵隊

Posted January. 29, 2010 09:29,   

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韓国海兵隊は、2つの師団1つの旅団で編成されている。後方に布陣する第1師団を除く第2師団と第6旅団には別名がある。ベトナム戦に参戦した第2師団は、「幽霊も捕まえる海兵隊」と呼ばれる「青龍」だ。海兵隊の中で唯一の完編師団で、最も強力な第1師団は、何度も考えられたがピンとくるものがなく、別名がない。最近、白翎島(ペクリョンド)付近の北方限界線(NLL)への砲撃で、関心を集めている海兵部隊は第6旅団で、「黒龍」という別名を持っている。

◆海兵第1師団の主な任務は、上陸戦だ。韓国戦争の時は、砂浜や干潟に上陸したが、彼らは絶壁を含め、ほとんどすべての海岸に入ることができる。敵が布陣している海岸からは、見えない水平線の向こうから、航空機とミサイルで海岸を攻撃し、その間にヘリコプターで海兵隊員を絶壁の海岸の安全地帯に侵入させる。そして、敵を包囲殲滅後、内陸に踏み込むが、これを超水平線上陸作戦という。

◆砲撃戦で最も関心を引くのは、北朝鮮の海岸沿いの砲台からの砲撃だ。砲台は、海岸に設置された様々な大砲を意味する。その中で、よく挙げられる平射砲は、本来戦車に設置されていたものを解体したものだ。戦車砲で敵の戦車を攻撃するには、直線で強力に飛ぶ砲弾を撃たなければならないが、射程距離が短く、白翎島を攻撃できない。そのほかの海岸砲は、射程距離は長いが精度が低い曲射砲だ。有事の際、韓国艦艇は、曲射砲の射程距離の外に移動し、黒龍部隊員が地下の陣地に入れば、曲射砲の攻撃を避けることができる。

◆北朝鮮軍が、海上狙撃隊員を上陸艇に乗せ、白翎島上陸を図れば、状況は複雑になる。この上陸艇は、直射砲で攻撃しなければならないが、黒龍部隊の直射砲は、第2次大戦時、米軍が使用した戦車から取ったもので、精度が落ちる。黒龍部隊は、戦車も旧型のM48で、最新型国産戦車が配備されていない。天馬、飛虎、新弓といった先端国産対空兵器も、首都圏の防御任務を担う陸軍部隊にだけ配備され、黒龍部隊にはない。白翎島には、予備軍に該当する若い男性が少なく、女性予備軍が任務にあたっている。黒龍部隊にも、陸軍常備部隊と同レベルの兵器を供給し、無敵の部隊にしなければならない。

李政勲(イ・ジョンフン)論説委員hoon@donga.com