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与野党執行部、予算案—労働法処理後の6人6色の損得

与野党執行部、予算案—労働法処理後の6人6色の損得

Posted January. 04, 2010 08:22,   

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予算国会が終わり、与野党指導部の損益評価について後日談がささやかれている。与野党指導部が、新年の政局の主導権をめぐって本格的に乗り出す状況で、予算案と労働関係法改正案処理の過程でのリーダーシップは、重要な評価基準になるためだ。

●ハンナラ党

▲「存在感」なかった鄭夢準代表〓鄭夢準(チョン・モンジュン)代表は1日、ソウル銅雀区舎堂洞(トンジャクク、サダンドン)の自宅を開放し、議員や党役員を迎えて、2010年の予算案と労働関係法処理を祝う挨拶を交わした。しかし、党内では、今回の予算政局のヤマ場で「存在感」を表わせなかったという評価が多い。鄭代表の周辺では、このような状況を克服するために、2、3月頃に早期の全党大会を通じて、代表職をかけて「真っ向勝負」を挑むべきだとする声が出ている。年初に党の主導権を握ろうと党職の改編でムードの反転を図るという観測も出ているが、党主流では「簡単ではない」という否定的な反応だ。

▲法案戦争2勝目、安商守院内代表〓安商守(アン・サンス)院内代表は、昨年7月のメディア関連法処理に続き、新年早々、予算付随法案と労働関係法を処理し、「法案戦争」で2勝目を上げた。党内では、与野党が死活をかけた予算案と労働関係法改正案の戦線で院内のリーダーシップを確固にしたという肯定的な評価が多い。このような評価は、後半期の国会議長や次期党代表の出馬を慎重に検討する動力になっている。しかし、大きな政治に向けたイメージ設定には不十分だという指摘もある。合理的な妥協の政治よりも、「正面突破」を好む剛性イメージが強かったためだ。

▲静かに党論に従う朴槿恵〓朴槿恵(パク・グンへ)元代表は、昨年12月31日と1日、国会本会議で、党論に従って静かに採決に参加した。党務と院内業務は党指導部と院内指導部が主導するため、表には出ないという平素の考えにともなう行動だった。このような姿は、世宗(セジョン)市論議の時とは対照的だ。朴元代表は、これまで地方選挙の支援や定期全党大会の参加には否定的な反応を示した。しかし、首都圏のある親朴(親朴槿恵)系議員は、「今年の地方選挙は重要なので、(早期全党大会を通じて)朴元代表が責任を負う案も検討する必要がある」と話した。

●民主党と自由先進党

▲名分と実利を逃した丁世均代表〓民主党の丁世均(チョン・セギュン)代表は、「4大河川に埋没し、予算国会の機能を生かすことができなかった」という評を受けている。党内の一部では、名分(国会手続きの尊重)も実利(4大河川予算阻止)も得られなかったという批判だ。しかし、丁代表側は、「一義的責任は、院内問題を担当する李康來(イ・ガンレ)院内代表にある」として鋭鋒を避けている。禹相虎(ウ・サンホ)報道担当は、「最善だったとは言えないが、新年を迎え、強い『指導部改編』がなかったという点で、全体的な党内問題の提起はないと見るのが正しい」と評価した。非主流陣営は、早期全党大会の開催カードで丁代表に圧力をかけ始めた。非主流議員の会「国民の会」が1月中旬に開催する討論会が、信号弾になるものとみえる。

▲一義的責任論が負担となる李康來院内代表〓李康來院内代表は、交渉継続の必要性を強調して党内の強硬派を説得したが、ハンナラ党の安院内代表に押された局面となった。特に、昨年12月31日、「安商守代表が労働法だけは、絶対強行処理はしないと言った」として、党議員に説明していたため、「してやられた」とレッテルをはる議員がいる。ただ、「与党の嘘の約束をなぜ野党の院内代表が責任をとるのか」と肩を持つ声もなくはない。しかし、ネットに流れた「予算案通過直後にハンナラ党指導部と笑って握手する写真」数枚は、李院内代表に負担となっている。李院内代表側は、「いつもする握手をし、苦笑いをしただけだ。何がうれしくて、ハンナラ党指導部とそんなことをするのか」と反論した。

▲議論から疎外された李会昌〓自由先進党の李会昌(イ・フェチャン)総裁は、予算政局の中心から押し出されたことが痛恨の損失と見る見方が多い。李総裁は、予算案をめぐる対立政局で、ハンナラ党と民主党を「野蛮な国会」と非難したが、大きな流れは変わらなかった。李総裁は11日、政府の世宗市代案が出た後に広がる論争で主導権を握ることを第一の目標にしている。さらに、外部の人物を引き入れるやり方で交渉団体構成の方法を模索し、2月の全党大会を通じて大枠の政党改革を実施する構想だ。



srkim@donga.com kimkihy@donga.com