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老人人口1.4倍増で医療費出費は3倍に

老人人口1.4倍増で医療費出費は3倍に

Posted December. 22, 2009 09:28,   

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ここ6年間、65歳以上の老人人口が1.4倍に増加する間、老人医療費の出費は3倍に急増していることが分かった。韓国社会の家族形態は1人世帯、祖孫世帯、分居家族など次第に分化していることが浮き彫りになった。また西欧の社会では学業達成度の低い学生が主に私教育を受けるが、韓国では勉強ができればできるほど私教育参加率が高い。

21日、統計庁が出した「韓国の社会動向2009」報告書によると、01年に321万6000人だった老人人口は07年は438万7000人と1.4倍が増えた。同じ期間、国民健康保険公団で支給された老人給与費は2兆3565億ウォンから6兆9537億ウォンと3倍に膨らんだ。

統計庁の関係者は、「慢性疾患を病んでいる老人が増え、高価の医療サービスを利用する例が増加しているうえ、期待寿命に比べて健康寿命が伸びていないからだ」と話した。健康寿命は期待寿命から健康に問題が生じ社会的役割が果たせない期間を差し引いた寿命のこと。韓国人の期待寿命は01年の76.5歳から、05年に78.6歳に伸びたが、健康寿命は同期間67.4歳から68.6歳と1.2歳が伸びるのに止まった。

1人世帯の割合は1995年の12.7%だったが昨年は20.1%に増加し、女性世帯主の比率も同期間16.6%から22.1%に増えた。また親の再婚、離婚、死亡、家出、失踪などの理由で祖父母が孫を養育する祖孫世帯は、1995年に3万194世帯から05年に5万8101世帯と10年間で65.1%が増加した。国内外の留学、移植などの理由で家族と離れて暮らす分居家族の割合も、昨年16.5%だった。

韓国学生の学業達成度(満15歳基準)は国際的に上位圏だった。06年を基準に主要36ヵ国を比較した結果、読みは1位、数学は部門別に1〜4位、科学は部門別に7〜13位だった。03年を基準に「卓越水準以上」の学業能力を持つ学生のうち、私教育を受ける米国や英国の学生はそれぞれ17.9%と9.6%だったが、韓国学生は83.7%と圧倒的に高かった。

国内総生産(GDP)から国民と政府が文化や余暇活動に使う出費の割合は05年を基準に4.5%とアイスランド(9.9%)、英国(8.6%)、米国(6.7%)、フランス(6.7%)、日本(6・3%)、ドイツ(5.9%)など経済協力開発機構(OECD)加盟国では最下位圏だった。



cha@donga.com