Go to contents

「サッカー場の48倍」 朝鮮総督府の土地を国庫還収

「サッカー場の48倍」 朝鮮総督府の土地を国庫還収

Posted December. 22, 2009 09:28,   

한국어

朝鮮総督府の名義で60年以上放置されていたサッカー競技場の48倍もの広さの土地が、洛東江(ナクトンガン)流域で発見され、国庫に還収された。親日・反民族行為者財産調査委員会は21日、「釜山江西区大渚(プサン・カンソク・テジョ)1、2洞の「大渚地域」一帯で、朝鮮総督府所有と記録された農地44筆地34万5934平方メートル(公示地価約88億9000万)が、最近国家に帰属された」と明らかにした。

これらの土地は、これまで国有地として扱われ、農民が政府に占用料を払ってビニールハウスで農作業をしていた場所だ。しかし、土地台帳には総督府の土地と登録されているうえ、取り引き基準資料の登記簿にも、多く(42筆地)の所有主が総督府と記載されていた。この土地は、「4大河川整備事業」の対象地域に含まれ、生態河川公園が造成される予定であり、市価で200億〜300億ウォンにのぼるという。

委員会関係者は、「1961年に制定された河川法の『河川流域の土地は国家所有』という規定により、名義確認なく慣行のように国有地と認められた土地だ。今回発見された土地は地価が高いが、国有地と見なされていたため、幸い名義が無断変更されるといった被害はなかった」と話した。

また、調査委は、全羅北道(チョンラプクト)の全州市(チョンジュシ)や井邑市(チョンウプシ)、金堤市(キムジェシ)、淳昌郡(スンチャングン)などに点在していた総督府の土地93筆地18万7000平方メートル(公示地価約560万ウォン)を発見し、国家に帰属した。このほかにも、光州(クァンジュ)と全羅南道高興郡(チョンラナムド・コフングン)、慶尚南道(キョンサンナムド)の密陽市(ミリャンシ)、金海市(キムヘシ)などで、植民地支配期の日本の代表的な農地収奪機関だった「東洋拓殖株式会社」名義の土地1万2169平方メートル(公示地価約1億7500万ウォン)が発見され、国家に帰属された。



passion@donga.com