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応援道具は新聞とペットボトル…これこそエコ運動会

応援道具は新聞とペットボトル…これこそエコ運動会

Posted November. 05, 2009 08:23,   

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●簡単で楽しく過ごす低炭素生活

この学校の2年生のカン・ドンイル君(17)は、毎日午後4時20分、7時限目の最後の授業が終わると、心が浮きだって来る。校舎の内外を回りながら、100リットルのリサイクルのゴミ袋を集めなければならないためだ。リサイクルごみがいっぱい詰まっている袋を、処理場に運び、分別するのがカン君の仕事。分別した飲料水の缶の嵩を減らすため、自分の身長ぐらいの大きな圧縮機を稼動させるカン君の手つきが、ずいぶん馴れている。

カン君の「リサイクル・ヘルパー」歴は、すでに1年半を超えている。リサイクル・ヘルパーの仕事をすれば、ボランティア活動として認められる。カン君はすでに昨年、ボランティア活動時間が90時間と、上限の60時間を優に超えているが、相変わらずヘルパーの仕事を続けている。カン君は、「本当は、最初はボランティア活動時間のために始めた」と、「しかし、好きな友達や先生と一緒に仕事をするのが楽しくて、引き続き行うことにした」と話した。

靈悳(ヨンドク)高校にはさまざまな分野のヘルパーたちが、「活動」を行っている。「グリーン・省エネ・ヘルパー」らは、生徒らが下校後、全ての教室の電源を確認することを引き受けている。「エコーグリーン・ヘルパー」らは、学校の内外の環境美化活動も引き受けている。

部活も盛んに行われている。グリーン学校のサークルである「グリーン・レインジャー」は、学校内に作られた池や森の手入れを行っている。環境新聞部は、エコ・グリーン活動のPRを担当している。2週間に1度の割合で編集会議を開き、クラスの環境について、それぞれが取材してきた内容をチェックした後、記事を書く。激しい討論の末、採用された記事4、5件を集め、環境新聞を製作する。

●全ての教科に「エコ・グリーン」を反映

受験勉強に集中しなければならない人文系高校の靈悳高校が、低炭素・グリーン成長の研究モデル活動に乗り出すと、学校の内外では懸念の声が大きかった。このような懸念を払拭するため、学校側は資金や人材を動員しなければならない大規模なイベント行事は慎んだ。その代わり、正規の教科課程を活用し、低炭素・グリーン成長に対する精神を高めることにした。このため、担当教師らは自主的に勉強会まで開き、環境にやさしい教育資料を製作した。このように作られた教育資料や結果を、専用のホームページに掲載し、共有している。

チョン・へジュン校長(56)は、「人文系学校がエコ教育まで行おうとしたら、周りから懸念の声が多かった」とし、「PRイベントを慎み、教科課程に自然に反映すると、勉強にも役立ち、何よりも生徒らが興味を覚えている」と話した。



starsky@donga.com