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歩きと自転車乗りの生活化、省エネや健康、経済成長にもプラス

歩きと自転車乗りの生活化、省エネや健康、経済成長にもプラス

Posted September. 28, 2009 08:26,   

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「3010」は、国民体育振興公団がこれまで国民の体力増進のために展開してきた「7330(週3日、1日30分以上運動すること)キャンペーン」をさらに一段階レベルアップしたものだ。30分に3キロを歩くと、135キロカロリーが消費される。10キロを自転車で走ると、個人ごとに偏差はあるものの、平均30分ぐらいかかる。自転車に乗って時速20キロで30分間走ると、500キロカロリーが消費される。時速8キロの走りで1時間15分がかかって10キロを走る場合、450キロカロリーが消耗されるというから、自転車乗りの運動量がどれほどなのか簡単に推量できる。

「3010」は自動車で移動する場合に発生する二酸化炭素を減らして、環境保護に大きく役立つ。通常、自動車(排気量2000cc基準)は1キロ当り200グラムの二酸化炭素を排出する。移動の方法を「3010」に変える場合、3キロを歩くと600グラム、自転車で10キロを走ると2000グラムの二酸化炭素の放出を防げる。これを1日1回ずつ実行に移すと、歩きは1週当り4.2キロ、自転車は1週当り14キロの二酸化炭素の放出を減らせる。

普段、松の木1本が1年に5キロの二酸化炭素を吸収するから、「3010歩き」は1週当り1本の松の木を、「3010自転車乗り」は3本の木を植えるわけだ。

「3010」は自動車の利用率を減らすため、高油価時代の省エネに大きく役立つ。自動車(2000cc)のガソリン1リットル当りの燃料消費効率を平均10キロだとすると、「3010歩き」は1日に0.3リットル、「3010自転車乗り」は1日に1リットルのガソリンを節約することができる。

これを年間で換算すると、歩きは18万2000ウォン、自転車は60万7000ウォン(1リットル当り1664ウォン基準)の節約につながる。交通渋滞の緩和で得られる時間の機会費用の効果まで勘案すると、経済的な利得はさらに大きくなる。国民が歩きと自転車乗りを生活化すると、関連産業も活性化される。歩き専用の靴や衣類、自転車や付属装備などの需要が伸びるからだ。

政府が昨年から緑色成長の体育部門の中心として自転車を強調していることを機に、全国の随所に自転車生産工場が作られ、雇用の創出につながっている。「3010」は単なる移動手段の変化ではなく、人間と環境、そして成長がかみ合わされた総合キャンペーンだ。



yjongk@donga.com