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始業式シーズン、落ち着かない学生たち

Posted August. 25, 2009 07:45,   

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ソウル中区貞洞(チュンク・チョンドン)の梨花(イファ)女子高校に通う朴某さん(18)は、始業式の24日午前、2時限目の途中で保健室に向かった。体が突然、熱っぽくなったからだ。しかし、体温計で測っても、36度しかなかった。養護教諭は朴さんを安心させ、教室に返した。3時間後、朴さんは「熱がある」と言い、また保健室にやってきた。養護教諭は「もしかすると」と思い、朴さんを病院に行かせた。

24日から全国の小・中・高校で、本格的に2学期を迎える。しかし、新型インフルエンザ(H1N1)の流行で、初日の始業式から学校は混乱した。同日、全国の小・中・高38校が、新型インフルエンザで休校や始業式を延期していることが分かった。教育科学技術部によると、23日に9校だった休校は14校に増えた。始業式を延期した学校が17校増え、24校になった。同日、始業式を行なった学校では、「熱があるようだ」と不安な様子で保健室にやってくる学生や、マスクを着け授業を受ける学生が目についた。

ソウル陽川区木洞(ヤンチョンク・モクトン)のウォルチョン小学校は、学生20人に「登校自制」を通知した。彼らは、始業式の日が、海外旅行から戻り1週間が経っていないためだ。最近、4年生の息子とタイに行ってきた主婦のクァク・チフンさん(35)は、「子どもが2学期が始まるのを楽しみにしていたので、学校に行けなくて残念がっている。念のため、塾にも行かせていない」と語った。

慶尚南道巨済市(キョンサンナムド・コジェシ)の場合、17の中学校が、父兄と学生の動揺を考慮し、始業式を延期した。同日、始業式を行なった慶尚南道のサチョン高校は、3年生の男子学生の1人が、新型インフルエンザの地域感染患者と確認されたので、学生を帰宅させ、31日まで休校になった。多くの学校で、学生が新型インフルエンザの疑いの症状があれば、直ちに早退させ、保健所や病院に行かせる措置を取った。

光州市(クァンジュシ)のムジン中学校は同日、鼻かぜの症状があった学生2人を登校するやいなや帰宅させ、病院の診察を受けさせた。学校関係者は、「始業式から、新型インフルエンザで、学内のムードは落ち着かない」と語った。釜山(プサン)地域の約20の中学・高校で、新型インフルエンザ関連で欠席した学生は、約20人だった。

始業式に子どもを学校に行かせた父兄らは、「子どもを登校させるのが怖い」と心配した。同日、臨時休校した済州(チェジュ)中央女子高校の父兄の李某さん(41)は、「感染力が強く、感染速度が速いと聞いているので、授業が通常どおり行なわれても、学校に行かせるべきか悩む。人が多く集まる場所には行かないよう強く言い聞かせているが、友達との接触が避けられないので心配だ」と語った。始業式の登校には、弁当のほかに「手洗い専用消毒剤」やマスクを持たせる父兄が多かった。



jjj@donga.com image@donga.com