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北朝鮮ミサイル5発、420キロ地点に着弾 精度高まった

北朝鮮ミサイル5発、420キロ地点に着弾 精度高まった

Posted July. 06, 2009 08:21,   

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北朝鮮が、米国の独立記念日の4日、江原道元山(カンウォンド・ウォンサン)付近の旗対嶺(キテリョン)ミサイル基地から東海(トンヘ、日本海)に向けて発射した弾道ミサイル「ノドン」(中距離)と「スカッド」7発のうち、5発が発射地点から420キロメートル離れた海上に正確に着弾したことが確認された。

北朝鮮が、これまで正確性の改善を通じて、有事の際の韓国への打撃能力を大きく向上させたことを見せつけた。

韓国軍当局者は5日、「北朝鮮が、通常の弾頭ミサイルでも、韓国全域の軍指揮部や飛行場、政府主要施設に直接的で深刻なダメージを与えることが可能であることを示した。従来の地対艦、地対空ミサイルの発射と比べて、脅威の水準が違う」と話した。

合同参謀本部によると、北朝鮮は4日午前8時頃にミサイル2発を発射し、午前10時45分と午後12時、2時50分、4時10分、5時40分頃に各1発ずつ、計7発のミサイルを旗対嶺基地から東海に向けて発射した。ミサイルの射程は400〜500キロで、北朝鮮が10日まで航海禁止区域に宣言していた東海上に着弾した。

軍筋は、「7発のうち、午後4時10分と5時40分に発射された2発は、別のミサイルより飛行速度が早く、ノドンと推定され、残りの5発はスカッド級ミサイルと推定される。ノドンの射程は1300キロだが、高度を上げて発射すれば、射程を抑えることができる」と説明した。

北朝鮮は、7発目のミサイル発射を最後に、旗対嶺基地から関連装備と人を撤収し、航海禁止区域の船舶の航海を許可したと、同筋は伝えた。軍当局は、ミサイルの正確な機種や性能を把握するのに数日かかると説明した。

軍筋は、「5月末に大陸間弾道ミサイル(ICBM)が移動された平安北道鉄山郡(ピョンアンプクト・チョルサングン)の東倉里(トンチャンリ)基地と咸鏡北道花台郡(ハムギョンプクト・ファデグン)の舞水端里(ムスダンリ)基地では、現在まで長距離ミサイルの発射の徴候は捉えられていない」と加えた。

北朝鮮が7発のミサイルを発射したのは、06年7月5日の米独立記念日以来だ。当時、北朝鮮は、舞水端里基地から長距離ミサイルを1発、旗対嶺基地からノドンとスカッドの中・短距離ミサイル6発を発射した。



ysh1005@donga.com esprit@donga.com