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テニス皇帝の上に女王

Posted July. 03, 2009 03:01,   

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「テニス皇帝」ロジャー・フェデラー(28=スイス、写真)。ウィンブルドンに出場中の彼が勝利するたびに、新しい歴史への期待は高まる。4強に進み2回勝利すれば、メジャー大会最多勝の記録(15回)を塗り替えることになる。彼は先月、全仏オープンで優勝し、14度目のメジャータイトルを獲得、ピート・サンプラス(米国)と肩を並べた。

03年ウィンブルドン優勝を皮切りに、わずか6年、同大会で大記録達成を目の前にしている今、フェデラーには真の「ミスター・メジャー」という賛辞が送られている。メジャー大会21回連続4強進出という記録から分かるように、起伏がほとんどない。どこのコートでも強いからだ。サンプラスは1990年から02年まで12年にわたって、メジャー14勝を達成した。全仏オープンでは、準決勝進出が最高成績だった。三星(サムスン)証券のチュ・ウォンホン総監督は、「フェデラーは身体が柔軟で、負傷もほとんどなかったため、短期間で大きな成果が成し遂げられた」と評価した。

そのようなフェデラーでも「姉上」として認めなければならない先輩がいる。「メジャーの女王」シュテフィ・グラフ(40=ドイツ)だ。歴代最多の22回も優勝カップを手にした。豪州オープン4勝、フランスオープン6勝、ウィンブルドン7勝、USオープン5勝の記録が物語るように、マルチプレーヤーとしての面貌を誇示した。

テニスと共にメジャー大会が確立しているゴルフでは、ジャック・ニクラスが18勝で1位につけている。「ゴルフ皇帝」タイガー・ウッズ(32=米国)が14勝で追いかけている。女子ゴルフは1938〜1957年に通算15勝を収めたパティ・バーグが最多勝記録の保有者だ。

ウッズとフェデラーのメジャー優勝トロフィ収集争いが展開される中、誰が真の強者なのかをめぐる論争も話題になっている。ゴルフは100人以上の選手が出場し、4日間、天気やコースなど自然と戦う。テニスは2週間の大会期間中、7人を下してこそ、首位に立つことができる。ゴルフのメジャー大会は米国で3回、英国で1回行われる。一方、テニスは豪州、欧州、米国など多様なコートで行われる。ゴルフは1日振るわなくても翌日、巻き返しが図れる。テニスは当日の調子や苦手な相手との対戦で敗北すると、荷物をまとめなければならない。ゴルフとテニスの特徴が違うだけに、解釈もまちまちである。



kjs0123@donga.com