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米、レーザーでのミサイル迎撃実験に成功

米、レーザーでのミサイル迎撃実験に成功

Posted June. 24, 2009 08:57,   

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米国が空中発射レーザー・システム(ABL)を利用したミサイル迎撃実験に成功した。北朝鮮が来月初め、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を追加発射する動きを見せるなど、ミサイル挑発が続く中、米国は、ミサイル防御(MD)の技術力を高めているということだ。

米ミサイル防御局(MDA)は最近、ホームページに掲載した発表文で、「太平洋上空で6日と13日の2度にわたり、発射初期段階の敵国ミサイルをABLで撃墜する実験に成功した」と明らかにした。同システムは、敵の弾道ミサイルが発射直後、高度30〜40キロで上昇する時、離れた距離から航空機に搭載された高出力レーザー光線で迎撃するシステムで、MDシステムの第1段階の迎撃にあたる。

ABLを搭載した航空機は、敵国のミサイル発射の動きを捉えれば、現地に出動しレーダーと赤外線感知器で発射状況を監視し、発射数秒内で最大450キロ離れた所にレーザー光線を撃ち、ミサイルを破壊することができる。迅速に移動でき、一度に数基の弾道ミサイルを破壊できるという長所のため、開発に心血を注いできた。

第1段階の迎撃に失敗すれば、弾道ミサイルが高度100キロの大気圏を突破する時、イージス艦のSM3ミサイルと地上配置型迎撃ミサイル(GBI)が、第2段階の迎撃をする。もし、ミサイルが大気圏に再進入した場合、高高度防御システム(THAAD)などが第3段階の迎撃態勢に入る。ABLが実戦配置されれば、米国の3段階MD体制の構築が完了し、北朝鮮の弾道ミサイルの迎撃および抑止能力が飛躍的に向上するものとみえる。

一方、17日、北朝鮮の南浦(ナムポ)港を出航してから、米海軍と空軍の追跡を受けている北朝鮮船舶「カンナム1号」が近く、ミャンマーのヤンゴンから30キロほど南方にあるティラワ港に到着し、数日間停泊する予定だと、ミャンマー出身の亡命報道関係者らが運営するオンライン雑誌「イラワディ」が、ティラワ港関係者を引用し、22日付で報じた。

米国は現在、中国南部の海上を低速で、運航中のカンナム1号の追跡に、イージス艦ジョン・マケイン号に加え、駆逐艦マッケンベル号を派遣した。この2つの駆逐艦は、P3偵察機の支援を受けている。米国は、北朝鮮がミャンマー軍事政権に核技術を移転する可能性を憂慮していると、ウォール・ストリート・ジャーナルが23日付で報じた。

フォックス・ニュースとAFP通信などは、米軍関係者を引用し、「カンナム1号は、燃料効率の高い船舶ではない」とし、同船舶が当初の予想どおり、シンガポールで中間給油を受けるか、ミャンマーに直航するかは、まだ分からないと報じた。



sechepa@donga.com ysh1005@donga.com