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企業銀行が最高限度額の賞与 労組委員長は「外部には秘密で」

企業銀行が最高限度額の賞与 労組委員長は「外部には秘密で」

Posted June. 18, 2009 08:14,   

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企業(キオブ)銀行が今月初頭、職員らに支払える最高限度まで、賞与を支給していたことが分かった。これについて、厳しい景気低迷の中、政府が60%の持分を所有している金融や公企業が、職員に過度な賞与を支給したのは問題だという指摘が持ち上がっている。

17日、企業銀行や金融委員会によると、企業銀行は昨年、金融委による経営評価で最優秀レベルの「S」等級がつけられ、これに伴う業績賞与を今月初頭に支給した。

企業銀行は、S等級をつけられた公企業が従業員らに支給できる賞与の最高限度である月基本給の275%を適用して、賞与を支払った。職員1人当たり平均850万ウォン程度が支払われ、賞与を含めて企業銀行の今年の職員1人当たりの平均賃金は8964万7000ウォン程度と試算される。

企業銀行は、景気が悪化している現状などを意識して、賞与の支給について公開しなかった。企業銀行の労組委員長も5月末、全ての組合員5400人宛に送った電子メールの中で、「不要な誤解を招きかねず、外部には知らせないのが望ましい」と注意を呼びかけた。これに関連して、企業銀行のある職員は、外部に知らされるのが気になるような金額のボーナスを受け取り、相当気が重かった」と話した。

企業銀行の関係者は、「毎年、金融委によってつけられる経営評価によって、決まった限度まで賞与を支給しており、今年もそれにならっただけだ」とし、「支店長級以上の給与の5%を返納するなど、苦痛分担の努力を行っており、今年の実際の年収はやや下がることになるだろう」と釈明した。これについて、金融委の当局者は、「経営評価の成績による賞与の総額限度は政府で決めるが、だからといってその金を全てボーナスとして使わなければならないという意味ではない」と話した。

企業銀行は、ほかの金融や公企業より職員らの賃金水準が早いテンポで上昇している。企業銀行の平均年収は、06年=7930万9000ウォンから、07年=8484万3000ウォン、08年=8563万4000ウォンと増えた。これに対して、韓国産業銀行の昨年の平均年収は8400万5000ウォンと、前年(8461万ウォン)に比べて60万5000ウォン減少した。04〜08年の年収の上昇率も、企業銀行は22.9%と、産業銀行(15.7%)や輸出入銀行(9.5%)より高かった。



peacechaos@donga.com