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ソウル大が入学査定官制を拡大、11年は1200人選抜

ソウル大が入学査定官制を拡大、11年は1200人選抜

Posted June. 10, 2009 09:49,   

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ソウル大学は、現在の高校2年生が対象となる11学年度の大学入試で、募集人員の10人中4人に相当する約1200人を入学査定官制を通じて選抜する。また、全ての市郡で合格者が均等に出てくるように、地域割り当て制が導入される見通しだ。

ソウル大学の李長茂(イ・ジャンム)総長は9日午前、ソウル大学行政館で記者懇談会を開き、「入学査定官制を11学年度の入試から定員内の随時募集・地域均衡選抜選考(753人)へ拡大実施し、自由専攻学部の新入生も入学査定官制を通じて選ぶ計画だ」と発表した。

既に入学査定官制で新入生を選抜している随時募集・機会均衡選抜選考、特殊教育対象者選考、外国人学生選考などに随時地域均衡選抜の人員を加えると、11学年度の入試で入学査定官制によって選抜される学生は定員の38.6%の1201人まで増える。これはソウル大学が今年、入学査定官制で選ぶと発表した331人(定員の10.6%推定)の4倍近い多人数である。

ソウル大学は08学年度から通常募集定員の他に、特別選考(農村・漁村出身、特殊教育対象者)で入学査定官制を導入して以来、段階的に選抜人員を拡大してきたが、定員内の選考に導入するのは初めてのこと。

10学年度は約140人、11学年度は約190人を選ぶ機会均衡選抜選考には「地域割り当て制」が導入される計画だ。李総長は、「教育環境が劣悪な地域の生徒に対し、ソウル大学入学の門戸を広げようという趣旨で、これまでソウル大学の合格生を送り出せなかった郡単位の地域に最小人数を割り当てる方法などを検討している」と述べた。

ソウル大学は長期的に通常募集の際の論述試験の廃止を検討しているとも明らかにした。ソウル大学は、高校の読書と論述教育の内容が充実していて、高校現場の読書と論述資料が大学入試の評価資料として十分活用できると判断されれば、長期的に通常募集で論述試験を廃止することも考慮していると発表した。

一方、11学年度の大学修学能力試験(修能、日本のセンター試験に相当)は来年11月11日に実施され、成績は12月8日に個別通知される。修能の領域と質問項目数、試験期間、成績算出のやり方は今年と同じだ。

現在の高校3年生が受ける10学年度の修能の試験用紙には表紙が新たにつけられるため、受験生は試験時間の配分に格別に気をつけなければならなくなった。これまでは問題用紙に表紙がなく、受験生は試験開始の前に問題に一通り目を通すことができたが、今年からは予め見ることができなくなった。



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