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産業銀、中小企業の投機等級の会社債1兆ウォン分を買い付け

産業銀、中小企業の投機等級の会社債1兆ウォン分を買い付け

Posted March. 27, 2009 08:48,   

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産業銀行(産銀)は、信用格付けが投機等級である「BB級」へと悪化して自力では資金調達のできない中小企業の会社債を、1兆ウォン分、買い付けることを決めた。激しい「金脈硬化」現象により、中小企業の資金難が解決されず、国策銀行が直接資金供給に乗り出すことになった。

26日、金融関係者によると、産銀は、4月末から信用格付けがBB級以上の企業を対象に、資金支援の申請を受け付け、計1兆ウォンを限度に、該当企業の会社債を買い付けることにした。会社債は格付けの高い順番からAAAからDまで、18等級に分かれており、BBB以上なら投資適格、BB以下なら投機等級である。今回、産銀はBB級の会社債を主に買い付けるものの、やや格付けの高いBBB級も一緒に買い付ける計画である。

産銀による会社債の買い付けは、格付けの低い中小企業の場合、銀行からの買い入れや債権の発行が事実上不可能であることを考慮してのことである。実際、今年に入って債券市場ではBBB級の会社債のみが数回、発行されただけで、BB級の会社債はほとんど出ていない。昨年12月、会社債の買い付けのため5兆ウォン規模で造成された債券市場安定ファンドも、格付けの優良なBBB級以上の会社債を対象としており、BB級の企業には余り効果を上げていない。

また、産銀は早ければ、今月末頃、構造調整ファンド1000億ウォンを投入して、不良度合いの深刻な中小企業3、4社を買収する案を発表する予定である。不良企業を買収するものの、従来の最高経営者(CEO)に、引き続き経営を任せて3年後に企業価値が回復すれば、ボーナス名目で持分の一部を支給し、残りの持分は付加価値をつけて売り返す構造となっている。不良企業が法廷管理に入れば、従来のCEOは辞任させられるが、構造調整ファンドによって買収されれば、CEOに立ち直りのチャンスが与えられることになる。

産銀は、民間から資金を集め、構造調整ファンドの規模を1兆ウォン程度へと増やせば、100社前後の不良企業を買収できるものと見ている。



legman@donga.com jaeyuna@donga.com