Go to contents

警察、顔を認識するATM機の導入を推進

警察、顔を認識するATM機の導入を推進

Posted January. 17, 2009 07:56,   

한국어

昨年12月19日午後7時半ごろ、京畿道安山市(キョンギド・アンサンシ)にある銀行の現金預け入れ支払機を通じて、マスクをつけた男がクレジットカードで現金70万ウォンを引き出した。このカードは同日午後で行方が分からなくなってから29日目となる京畿軍浦(グンポ)の女子大生A氏のものだった。警察は、銀行の閉鎖回路(CC)テレビを通じて女子大生の拉致容疑者の犯行状況を確認したものの、顔を識別できなくて身元さえ把握できずにいる。

警察は顔を隠した犯罪容疑者が現金支払機から被害者の預金を引き出すことを防ぐため、「顔認識現金自動支払機(ATM)」を導入することにした。

この現金支払機はモニターの上の外装型カメラで利用者の顔を撮影した後、目や鼻、口など輪郭線がはっきりしている時だけ取引が可能になる。マスクやサングラスをかけたり、帽子を深くかぶって顔を識別できない場合は、現金支払いの手続きが自動的に中断さ。

警察は16日、金融監督院や銀行連合会、都市銀行など、金融機関の関係者らと「犯罪予防対策会議」を開いて、「顔認識ATM」を銀行の窓口に配置する案について話し合った。

警察は「全面的な導入が厳しいなら、事故多発地域から導入して行くことで意見が一致した」と明らかにした。

「顔認識ATM」は05年にある都市銀行で2週間試行していたが、うやむやになった。犯罪で現金が引き出されても銀行は保険によって補償されるため、あえて設置する理由がないからだ。



neo@donga.com