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「黃禹錫論文操作要因」…NYT分析

Posted December. 27, 2005 03:02,   

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ニューヨークタイムズは25日、黃禹錫(ファン・ウソク)ソウル大学教授チームが米国の科学専門誌サイエンスに発表した論文を操作した要因は、韓国政府の手厚い支援誘致策と研究組織の細分化、豊富に供給された卵子などだと分析した。

まず、同紙は韓国政府が自身を支援することになった黄教授の「技術(skill)」が、短期間に彼が名声を博した出発点だと指摘した。韓国政府は、彼に6500万ドル(約650億ウォン)の研究費を支援しており、彼を「第1号の最高科学者」に選定した。

植物学者である朴基栄(パク・キヨン)大統領情報科学技術補佐官が、04年サイエンス論文の共同著者であることが黄教授と韓国政府の密接な関わりを示す証だと同紙は指摘した。しかし、朴補佐官は、ヒト胚クローンについて、科学的に大きく資することはないだろうと同紙は皮肉っている。

黄教授がピッツバーグ大学のシェトン教授をはじめ、著名な米国の研究者たちに共同著者として名を連ねてもらったことも一因として指摘された。これを通じ、黄教授は科学専門誌の双璧であるサイエンスとネーチャーに論文を載せる環境を整備したわけだ。

さらに、黄教授は胚クローンの段階別に研究チームを細分化・特化したため、研究員はお互いにどの研究がどれくらい進んでいるのかわからず、 個々の患者と生物学的に完全適合するES細胞を直接目にした研究員はほとんどいないようだと同紙は伝えた。

このため、先を争って人の目をひくような論文を掲載してきたサイエンスとネーチャーも窮地に立たされた。これについて、フィリップ・キャンベル編集長は「(論文掲載)審査基準自体を変えるべきかどうか、検討に入っている」と語った。

ジョン・ホプキンス大学のES細胞研究の権威者であるジョン・ギアハト博士は「今回の事件で韓国人研究者たちの科学的な信頼は確かに傷ついた」と指摘した。

一方、ピッツバーグ大学は自主的な調査委員会が予備調査を終了し、すでに公式の本調査に取りかかっており、06年1月末ごろ、公式結果を発表する見通しだと現地のマスコミが伝えた。ピッツバーグ大学のジェーン・ザフィルドスポークスマンは「(調査は)1月末までには完了しそうだ」と述べた。



leej@donga.com