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ソウル大学、黄教授への調査着手

Posted December. 19, 2005 03:04,   

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黄禹錫(ファン・ウソク)ソウル大学教授の研究チームが作成した科学雑誌『サイエンス』への掲載論文を検証するためのソウル大学調査委員会が18日、真相解明に本格的に乗り出した。

鄭明煕(チョン・ミョンヒ)調査委員長をはじめ9人の調査委員は同日午前10時頃、ソウル大学獣医学部の会議室で、黄教授、李柄千(イ・ビョンチョン)、姜成根(カン・ソングン)教授を含む研究チームの20人余りに対し、面談調査を行った。

同調査委員会は、まず予備調査を行ったうえで本調査を進めるとしていた当初の計画を変更し、16、17日の両日にわたって会議や準備を行い、同日から予備調査と本調査を同時進行することに決めた。

これに関連して大学研究処の関係者は、「黄教授と盧聖一(ノ・ソンイル)ミズメディ病院理事長の話に食い違いがあるほか、黄教授がすでに論文に偽りがあったことを認めているため、予備調査は必要ないと判断した。徹底調査を公言しただけに、後は調査のスピードだ」と話した。

まず、同調査委員会は2005年『サイエンス』掲載論文の補足資料で、データ写真の重複やDNA指紋資料の疑問について真相解明を進める方針だ。そのため、黄教授チームから実験ノートやデータなどを手渡してもらい、資料の分析や研究陣への聞き取りを進める。

その後、黄教授が初期段階で凍結保存し、再検証のために解凍培養過程にあると主張している5個の幹細胞についてDNA指紋検査を行う予定だ。

一方、朴基栄(パク・ギヨン)大統領情報科学技術補佐官は17日、「今年1月、黄教授からソウル大学の実験室にある胚幹細胞が汚染したことを口頭で告げられたが、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領には報告しなかった」ことを崔仁昊(チェ・インホ)大統領府副報道官を通じて明らかにした。

朴補佐官はさらに「細胞培養の実験で汚染はしばしば発生することだが、汚染された細胞が死んだのはとても残念だった。(ソウル大学内に)生命工学研究棟が完成するまで(実験室の)代わりになる場所を探すことに協力したが、黄教授側の自力で代替空間を確保した」と話した。

しかし、朴補佐官は先月、盧大統領にMBC『PD手帳』の取材過程については詳細に報告したため、幹細胞の汚染という重大なことを本当に報告しなかったのかという疑惑が出ている。



mint4a@donga.com jyw11@donga.com