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各企業、未来の消費者の取り込みに向け環境戦略に尽力

各企業、未来の消費者の取り込みに向け環境戦略に尽力

Posted December. 19, 2005 03:04,   

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日本でもウェルビーイングに続いて主な消費パターンとして定着している「ロハス(LOHAS、健康と環境を考える消費)」を追求する消費者を取り込むためのものだった。

展示会を見た環境財団のチェ・ヨル代表は、「21世紀のモットーは環境だということを実感させられる会場だった。企業が環境にやさしい上に、機能とデザインが優れた製品を作らなければ、消費者の人気は得られないだろう」と述べた。

▲奇抜なロハスのアイデア〓「400個の牛乳パックを分解して机を作りました。ちょっと高いけど、学校と連携して普及させる計画です。」「牛乳家具(Milk Furniture)」という垂れ幕を掛けた日本の家具メーカーのイトキ社の展示ブース。オフィス用の家具を作る同社は、牛乳パック、ストローを粉に分解して机やテーブルなどを作って注目を集めた。通常の机より値段は高いが、環境を考えるロハス消費者に人気があると、同社の関係者は説明している。

コカ・コーラなど食品メーカーは容器の重量を減らしたり、包装の単位を大きくして二酸化炭素を減らすことができると宣伝した。ペットボトルを26グラムから20グラムに減らせば、運送車両も80%ぐらい運行量を減少させることができるため、二酸化炭素の減少効果があるということ。また、数本の小さなボトルの代わりに大きなボトル単位で販売すれば、プラスチックの使用を減らせるという。

ロッテ・ショッピング環境価値経営事務局の朴サンホ係長は、「このごろデパートで人気を集めている編集売場(多様なブランドをテーマ別に一ヵ所に集めた売り場)のように、エコライフスタイルを楽しむ消費者が好むような食べ物、服、靴などを一ヵ所に集めて販売するのもよさそうだ」と話した。

▲未来の「ロハス消費者」を育てる〓「うちの会社がきれいな水を作るために作った森の名は?(飲料メーカー)」「『天然水森です!(子供たち)』。

今回の展示会は特に、子供たちが企業の環境経営を分かりやすく学べるようにしたプログラムが盛りだくさんだった。簡単なクイズを解けば商品がもらえたり、実際、牛乳パックで年賀状を作ってみるなど、メーカーごとに子供のためのイベントを用意したもの。未来のお客さんである子供たちに「環境にやさしい企業」のイメージを強くアピールできるからだ。

日本の小学校5年生のある生徒は、「社会の先生と一緒にクラスの全員が団体観覧に来た。面白くて、どんな会社がどのような環境活動をしているかが分かっていい」と話した。

展示会場を訪れたデサンのユン・ジヨン・マーケティングチーム課長は、「現在お金を使っている『親のお客さん』も重要だが、『ロハス消費時代の主役になる未来のお客さんの子供』のためのイベントも計画しなければならない」と説明した。

マーケティング事例分析会社のリードアンドリードの金ミンジュ代表は、「企業が環境に投資しようとしても分かってもらえる消費者がいなければ諦めてしまう。ロハスの消費者を育てて、環境にやさしいマーケットを拡大させるのも重要だ」と述べた。



kimhs@donga.com