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冬はヨーヨーの季節

Posted December. 19, 2005 03:04,   

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会社員の李氏(32、女)は昨年の冬を考えると、緊張せざるを得ない。李氏の体重は昨年半ば、55キロぐらいだった。食事の量を減らし定期的に運動をしてから、10月下旬には48キロまで体重を減らした。当時、ある程度体重の減量に成功したと安心したのが災いのもとだった。今年1月下旬、李氏の体重は59キロまで再び増えてしまったのだ。多くの人々がこのようにダイエットに成功したにもかかわらず、中断してはリバウンドを繰り返し、すぐに太ってしまう。

これを「ヨーヨー現象」と呼ぶ。通常、体重の減量に成功したと言うのは、2〜3年はその体重を維持してこそであり、ヨーヨー現象はあらわれない。もちろん容易なことではない。数回のヨーヨー現象を経験すれば、ダイエットに突入する前に、恐れるようになってしまう。李氏は、今年半ば再びダイエットに突入し、現在50キロぐらいを維持している。これからどうすればいいのだろうか。

○なぜ冬に再び太るのか

寒く夜の長い季節的特性が大きな要因だ。他の季節に比べて暖かい室内に長く留まるために、活動の量が減らざるを得ない。また、重ね着のおかげで腹部が出ているのが目立たなくなるのも、肥満についての警戒心をなくしてしまう。ヨーヨー現象は、事実上、極めて当然な身体現象だ。体重が減ったために元々の体重へ戻ろうとする(リバウンド)「人体の恒常性」による自然な結果だとのこと。

したがって、体のせいにするよりは、何故そうなるのかについて調べなければならない。体重が減少すると、食べ物を求める欲求はさらに強まる。1日のエネルギー消費量も、ダイエット以前より減る。こうした全ての現象は、体内に脂肪を備蓄しておこうとする傾向として現われる。脂肪を分解する酵素の活動も大きく落ちる。すなわち、意志とは関係なく、体は体重が増える方向に動くわけだ。

○ヨーヨー現象を防ぐためには

体が再び太る準備をしているために、ダイエットを終えたとしても、当分は食事の量をその前と同一の量に調整しなければならない。万が一、食事の量を増やすとしても、ごく少量にとどまらせるべきだ。数キロを減らしたという事実に満足し、以前のような食事をしたりすると、大部分の場合、再び太る。

年末の忘年会には「きょうはどの程度飲んで食べる」という原則を決めてから臨まなければならない。また、飲みすぎ、食べすぎの翌日には普段より食事の量を減らし、脂肪が体内に蓄積されるのを防がなければならない。ピザやハンバーガーなどといったカロリーの高い食品は避けるのが良い。その代わり、果物や野菜で満腹感を得るようにすれば、摂取するカロリーを減らすことができる。

室内でテレビやビデオを見る時間が長くなると、無意識に間食を食べるようになる。したがって、そうした場合は、いっそのこと食べ物を置かないようにすべきだ。空腹の状態でショッピングをしてはならない。ほとんどの場合、食べ物を探し求めるようになるからだ。また、食事をする時はゆっくり食べて、途中で水を飲むのが良い。

○体を放っておかないように                          食事の量の調整とは別に、運動を抜かさずにするのが肝要だ。ヨーヨー現象があらわれる理由の一つが、筋肉が弱くなることが上げられる。筋肉が再び強くなるにつれ、エネルギーの消費量が増えて、たくさん食べるようになるのだ。したがって、水泳、ゴルフ、ウエイトトレーニング、エアロビクスのような運動を当分続けるのが良い。運動をするのが難しいならば、ささいなところから、活動の量を増やしていくのが肝要だ。

そうするためには、体を休ませず動かすようにしなければならない。例えば、乗用車で通勤しているならば、わざわざ遠くに駐車し、歩く距離を増やしたり、エレベーターの代わりに階段を利用するといった具合だ。お手洗を使うときも、2〜3階ぐらい上や下の階にあるトイレを使用するのも一つの方法だ。また、若干緊張した生活を維持するために、ゆったりとした服を着るよりは、タイトな服を着るのも良い方法だ。



corekim@donga.com