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韓国キムチ、これからは自分で漬けて食べる

韓国キムチ、これからは自分で漬けて食べる

Posted December. 17, 2005 10:37,   

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「韓国の食べ物のなかで一番好きなキムチを自分で漬けてみたら、本当に楽しいですね」。15日、ロシア・モスクワの中心部にあるモスクワ大アジアアフリカ学部の韓国学科講義室。他の講義時間とは違い、あちこちから笑い声が広がり、にぎやかな雰囲気だった。

エプロンをかけてビニール手袋をはめた約20人の学生たちは、「キムチの伝導師」として有名な金順子(キム・スンジャ、52)漢城(ハンソン)食品社長と一緒にキムチを漬けながら、明るく笑っていた。同校の李海南(イ・ヘナム)客員教授の仲介で設けられた「韓国文化を体験する特講」の時間だった。4年生のユリヤ・ガティタードさん(21、女)は「キムチを漬けてみて、味だけでなく色もとても奇麗だということがわかりました」と話した。

昨年、交換学生として祥明(サンミョン)大に在学しつつ、1年間ソウルに滞在したさい、「キムチの味」に目覚めたという彼女は、「辛くないか」との質問に「辛くなければキムチではありません」と答えた。金社長はキムチ漬けのデモンストレーションを行いながら、キムチについての講義も行った。語文学系列の学科で女子学生たちが多いせいか「キムチはダイエットにいい」という金社長の説明に、とくに熱い反応を示した。

韓国の食品に接する機会が多い韓国学科の学生たちだけでなく、一般のロシアの人々の間でもキムチの人気はすこぶる高い。市場でよく売っている高麗(コリョ)人風キムチ「カレイスキサラダ」に慣れているからだ。講義を見守っていた農水産物流通公社モスクワ支社の尹錫滉(ユン・ソクファン)支社長は、最近、大型流通会社・メガで行われた韓国食品展示会でも、キムチが一番人気だったと話した。

金社長は「からい食品が食べられない外国人のために、ワカメのキムチやしその葉とキャベツを巻いたキムチなどといった『フュージョンキムチ』も開発した」と話し、「来年にはモスクワにキムチ工場を建て、ロシアの食卓への攻略を本格化する考え」と明かした。金社長はこれに先立ち、同校で名誉博士の学位を受け、客員教授に任じられている。



kimkihy@donga.com