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[社説]現代—LS−LG提携に期待

Posted December. 14, 2005 06:19,   

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現代(ヒョンデ)・起亜(キア)自動車グループとLSグループ、LG化学が日本のハイブリッドカーに追いつくための戦略的な提携を進めている。LSは電気モーターの動力伝達装置と電線などの先端電気装置を開発し、LG化学はリチウムポリマー電池を開発し、現代自動車に提供する計画だ。現代自動車の自動車技術とLSの電気技術、LG化学のバッテリー技術が融合して作り出すシナジー効果に期待を膨らませている。超一流企業でも、グロバール競争で生き残るためには企業間の共同研究と技術協力が欠かせない。

未来型環境にやさしい自動車として注目を集めているハイブリッドカー市場は、日本のトヨタがリードしている。トヨタの「プリウス」は、世界市場で昨年12万5000台に続き、今年18万台の売れ行きになる見通しだ。ここ5年間に出願された関連特許技術は、日本1638件、米国198件、韓国131件で、日本が圧倒的な優位を占めている。電気モーターを交代して使い、ガソリンの消費が抑えられるハイブリッドカーの需要は急増するものと予想される。来年末、同車種の量産体制を計画している現代自動車がトヨタと競争する上でLS、LGの部品開発は大きな力になるだろう。

世界的に三星(サムスン)電子が先行している半導体分野で日本の企業は合弁会社まで作り、猛烈に追い上げてきている。日立、東芝などの5社は、2兆ウォンを投資し、世界トップレベルのシステムLSI(大規模集積回路)を生産することに決めた。日本の半導体メーカーの目標は「三星の追い越し」だ。三星電子はドイツのジーメンス、日本のソニーなどと戦略的な提携で対抗している。

各国政府は産業競争力を高めるため、企業間、科学者間の共同研究と協力を積極的に支援している。ES細胞と半導体など、一握りの成長エンジンにまで自ら揺さぶりをかける国内の一部の自虐的な言動は嘆かわしくて理解に苦しむものだ。

電子、自動車、造船など、目玉産業の競争力を維持、高めながら、新たな成長エンジンを創出し続けるためには現代—LS−LGのような提携モデルが産業界はもちろん、科学界でも多く作られるような環境作りが不可欠だ。企業が成り立ってはじめて国と国民も成り立つのだ。