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韓国労働者の平均年齢、5年後には40代に

韓国労働者の平均年齢、5年後には40代に

Posted December. 14, 2005 06:19,   

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韓国労働者の平均年齢が、2010年には40代に突入するだろうとの見方が出ている。

韓国経営者総連合会(経総)が13日に発表した資料「企業内労働者の高齢化現況と政策課題」によると、昨年の韓国労働者の平均年齢は37.5歳だった。経総は、労働者の平均年齢が今後急速に高まり、2010年に40.2歳、2020年には43.9歳に及ぶだろうと予測した。

また、高齢化の進むスピードは、すでに労働者の平均年齢が40代に入った日本よりも、はるかに早いことが分かった。

韓国の労働者の平均年齢は、80年の28.8歳から03年には37.1歳へと、8.3歳高まったが、日本は80年36.8歳から03年40.3歳へと、3.5歳上がっただけだ。

年齢別の労働者の割合は、80年には20代以下が60.6%で最も多かったが、昨年は27.5%に減り、40代以上は80年15.8%から04年39.5%へと急増した。

労働者の高齢化は、生産職の労働者の部門でさらに早いスピードで進んでいる。

80年に生産職労働者の平均年齢は27.1歳で、事務職(28.8歳)や販売サービス職(35.7歳)より低かったが、04年には生産職労働者の平均年齢が41.0歳で、事務職(32.8歳)、販売サービス職(36.1歳)より高まった。

経総は、労働者の高齢化が進む原因に△労動市場の柔軟性が足りない点、△経歴職を中心に採用する慣行、△高学歴化が進み労動市場への参入が遅延している点、△労組の影響で大手企業の雇用安全性が増加した点、などをあげた。

経総は「労働者の高齢化が企業の負担を増やし、生産性が減るために、賃金ピーク制(定年まで雇用を保証する代わりに一定の年齢から賃金の段階的な削減を認める制度)など、成果主義の賃金体系を導入しなければならない」と主張した。



swon@donga.com