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黄教授チーム、幹細胞の公開・再演は行わず

黄教授チーム、幹細胞の公開・再演は行わず

Posted December. 07, 2005 08:36,   

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黄禹錫(ファン・ウソク)ソウル大学教授が率いる研究チームは6日、ヒトクローン胚から胚性幹細胞を作った同研究チームの研究成果をめぐってその真偽を明らかにするための検証が必要だという声が出ているなか、肝細胞の実験過程をそのまま再演する計画はない考えを示した。

米科学専門誌「サイエンス」は、黄教授チームによって抽出された「患者に合わせた幹細胞」の写真に重複がなく、科学的に何の問題もないことを発表した。

黄教授チームの姜成根(カン・ソングン)ソウル大学獣医科教授は同日「内部会議を行い、胚性肝細胞の公開や遺伝子(DNA)の指紋分析に至る過程の再演はしないことを最終的に決めた。幹細胞に対する検証は後続の研究成果を通じて自然な形で行われるべきだというのが研究チームの公式の立場だ」と述べた。

李柄千(イ・ビョンチョン)ソウル大学獣医科教授も「私たちにとって早急なことは、今回のことで影響が出ている研究課題を正常化することだ。幹細胞の公開や再演は検討していない」と強調した。

一方、「サイエンス」は5月19日付けの電子版に掲載された黄教授チームの幹細胞の写真に重複があったのは「編集上の手違いだ」と話した。

米「ニューヨークタイムズ」の電子版も同日、「サイエンス側が提出された最初の資料を検討したところ、論文の補足資料に添付された幹細胞の写真11枚は、重複していないことを確認した」と報じた。

国内のある生命工学関係のウェブサイトには5日、黄教授チームの論文補足資料に掲載された幹細胞の顕微鏡写真のうち数枚は同じだという主張が提起された。

姜教授は「6日、サイエンスから電子メールで『編集の間違ったファイルを送付したことによるミスで、研究結果には何の問題もない』という返答をもらった」ことを明らかにした。

同教授は「5月12日に送った『最終ファイル』の写真は編集を間違えたものだが、その3日前の5月9日に送ったファイルには正確な写真が入っていたとサイエンスから伝えられた。11の幹細胞を撮った数百枚の写真を並べる過程で起きたミスだ」と述べた。



wolfkim@donga.com